2022年は、円安や原材料費の高騰などの影響で急速な値上げが相次ぎ家計の負担が増えた年でもあった。では、値上げを受け生活者の行動はどのような変化があったのだろうか。
東芝データは、東芝グループの電子レシートサービス「スマートレシート」の会員、約100万人のレシートデータから得られる購買データを統計化し、実購買から見る生活者の行動変容を可視化している。
今回は、全国のスーパーでの買い物(1人1日1店舗あたり)平均購入金額・単価・数量データを、2021年と2022年の年間で比較調査したので、その概要をお伝えしよう。
平均購入額と購入数は減少、一方で平均単価は増税以降過去最高を記録
平均購入金額は2021年比約2%(47円)減となり、その要因として平均単価は2021年比約4%(8円)増、一方平均購入数量は約6%(1点)と減少していることが判明。
なお、2022年12月の平均単価の数値は約259円と、2019年の増税以降過去最高の高値を記録した。
データの抽出条件
対象店舗:「スマートレシート」で売上実績があるスーパー
関連情報:https://www.smartreceipt.jp/
構成/Ara