ジブラルタ生命保険は昨年10月に、20歳~69歳の未婚男女4,700名(男性2,350名 女性2,350名)を対象として「おひとりさまに関する調査」を実施した。その中から本稿では、「老後2000万円問題」が重くのしかかる時代を鑑みて「マネー事情」に関する調査結果のみ抜粋。図表やグラフと共に紹介する。
おひとりさまの平均貯蓄額は男性735万円、女性680万円
貯蓄や支出などマネー事情について質問した。
まず、全回答者(4,700名)に、現在の貯蓄額を聞いたところ、「0万円(ない)」(23.1%)に最も多くの回答が集まったほか、「50万円未満」(13.7%)や「100万円~200万円未満」(13.8%)、「500万円~1,000万円未満」(11.2%)にも回答がみられ、平均は707万円だった。
男女別にみると、現在の貯蓄額の平均は、男性では735万円、女性では680万円だった。
男女・年代別にみると、現在の貯蓄額の平均は、男性では20代118万円、30代380万円、40代655万円、50代856万円、60代1,668万円、女性では20代144万円、30代405万円、40代707万円、50代775万円、60代1,366万円となった。
都道府県別にみると、現在の貯蓄額の平均は、1位は石川県(1,303万円)、2位は埼玉県(1,170万円)、3位は神奈川県(1,147万円)、4位は東京都(1,114万円)、5位は奈良県(994万円)となり、男女別では男性1位が鳥取県(1,518万円)、女性1位が宮崎県(1,486万円)だった。
老後に備えてリタイアまでに準備したいお金、全体の平均は2,294万円
また、老後に備えてリタイアまでに準備したいお金を聞いたところ、「1,000万円~2,000万円未満」(21.7%)と「2,000万円~3,000万円未満」(21.6%)に多くの回答が集まり、平均は2,294万円だった。
男女別にみると、老後に備えてリタイアまでに準備したいお金の平均は、男性2,530万円、女性2,057万円となった。
都道府県別にみると、老後に備えてリタイアまでに準備したいお金の平均は、1位は神奈川県(3,268万円)、2位は奈良県(2,879万円)、3位は千葉県(2,852万円)、4位は東京都(2,787万円)、5位は静岡県(2,771万円)となり、男女別では男性1位が鳥取県(3,968万円)、女性1位が奈良県(2,990万円)だった。
<調査概要>
調査タイトル:おひとりさまに関する調査2022
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする20歳~69歳の未婚男女
調査期間:2022年10月27日~11月9日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:4,700名(有効回答から、各都道府県で男女・年代が均等になるように抽出)
調査協力会社:ネットエイジア株式会社
出典元:ジブラルタ生命保険株式会社
構成/こじへい