スキルアップや収入増のために、本業以外にももう一つ仕事を増やしたい…。そう考えるビジネスパーソンは多いに違いない。
では、会社員が取り組む副業としてはどんな業務が人気なのだろうか?
パーソルグループのパーソルイノベーションはこのほど、全国の企業に勤める会社員20~40歳代の男女670人を対象に、副業でチャレンジしたいと思う職種や企業の特徴について調査を実施。その結果をカウントダウン形式で発表した。
未経験でチャレンジしたい職種1位は「事務・アシスタント」
「未経験でチャレンジできるとしたらどのような副業をしてみたいと思いますか?」と尋ねたところ、1位は「事務・アシスタント」、2位は「地域おこし」、3位は「動画編集」という結果になった。
性別/年代別で見ると、20代〜40代女性、20代男性では「事務・アシスタント」が1位、30代・40代男性では、「地域おこし」が1位だった。30代以上の男女で見ても、上位3位に「地域おこし」がランクインしており、地域貢献や地方副業への関心が高いことがわかる。
2位以下では、男女共に「動画編集」「マーケティング」「販売」がランクインする一方で、男性では「企画・商品開発」や「エンジニア」が、女性では「編集・ライター」「SNS」「デザイナー」が挙がるなど、性別による差異も見られた。
20代男女が副業したい企業の特徴は「リモートワーク可」、 30代以降は「興味のある事業領域」を支持
「副業をするとしたら、どのような企業ではたらきたいですか?」と尋ねたところ、1位は「リモートワーク可」、2位は「興味のある事業領域」、3位は「組織の雰囲気が良い」という結果になった。
性別/年代別で見てみると、20代男女では「リモートワーク可」が1位となり、30代・40代男性と40代女性では「興味のある事業領域」が1位だった。また、20代・30代男性では「成長している企業」が3位以内にランクインしていた点も特徴的だった。
副業したくない企業の特徴は「離職率の高さ」と「人間関係」
「副業をしたくないと思う企業は、どのような企業ですか?」と尋ねたところ、「人間関係が合わない」が最も多い回答となり、次いで2位に「離職率が高い」、3位には「ワンマン経営」がランクインした。
性別/年代別で見てみると、男性では、20代・30代が「離職率が高い」、40代が「人間関係が合わない」と答えた方が最も多く、女性では、20代が「ワンマン経営」、30代・40代が「人間関係が合わない」が最多となった。
副業してみたい企業の特徴では、「リモートワーク可」や「興味のある事業領域」が上位にランクインした一方で、「リモートワーク不可」や「事業領域に興味を持てない」ことを“副業したくない企業の特徴”として挙げた回答者は少ないことがわかる。
<調査概要>
調査手法 : インターネットリサーチ Fastask(株式会社ジャストシステム提供)でアンケート調査を実施
調査地域 : 全国47都道府県
調査対象 : 全国の企業に勤める会社員 20~40歳代の男女
調査期間 : 2022年11月17日(木)~11月23日(水)
対象人数 : 670人
出典元:パーソルイノベーション株式会社
構成/こじへい