DIME MAGAZINE
ケイワークスは、2月3日(金)より幕張メッセで開催されるジャパンキャンピングカーショー2023にて、リチウムイオンバッテリーとソーラパネルを組み合わせたオリジナルのオフグリッドシステムを搭載する新型モデル５種を初出展する。
初出展モデルの概要
注目は2022年後半に発表した新型モデルのEXCLUSIVE ARTISANとRugged VANだ。どちらも顧客からの反響が大きかったため、その声に応えするべく、前向き3列仕様モデルが登場する。
また独自の走破性を誇るミニバンとして、コアなファンを多く抱える三菱デリカ。このデリカもオリジナルのオフグリッドシステムの搭載と、今のニーズに合わせた新レイアウトで出展。
キャンピングトレーラーは、大型の輸入モデルが大きな市場シェアを誇るものの、駐車場所の確保とけん引免許の取得に大きなハードルがあった。これらを解決するために、普通駐車場に止められること、免許不要で利用できることを実現したモデルが２タイプ新たに登場する。
商品開発背景〜ライフスタイルの中心としてフル活用
キャンピングカーは、移動手段の自動車から、ライフスタイルの中心へと大きく進化し、高価で大きなボディーから、普段から使えるコンパクトなモデルへと大きく進化を続けている。
暮らしや社会が目まぐるしく変化していく中で、自由気ままに楽しむ「遊び」用途のキャンピングカーは、働き方の多様化によってオフィスカーとしての需要が生まれ、災害時に家族を守る「備えるクルマ」など、様々なニーズが出てきた。
また、40年ぶりの物価高騰によるインフレ時代にはキャンピングカーは贅沢品から、ライフスタイルの中心としてマルチにフル活用。最も経済的な自動車購入の選択肢にひとつとして、従来のニーズが変化している、同社では説明している。
■EXCLUSIVE ARTISAN Type-2〜電装品全載せフラッグシップ
EXCLUSIVEシリーズは、要望の高い電装品を中心とした装備を“全載せ”したモデル。バンコン業界最高スペック510Ahの大容量を標準搭載とし、同社オリジナルのオフグリッドシステムを組み合わせ最大130Ａの急速充電を実現し、バンコンでは不可能と言われていたエアコン連続稼働時間10時間をクリア。近年の気温上昇にも快適に過ごせる環境を整えた。
開発は同社代表の黒田氏自身が選ぶなら、「これ以外の選択肢は無い！」を基準に一切の妥協を捨て、現段階で考えうる全ての家具、電装品を標準で搭載したフラッグシップモデル。アウトドアなどの遊びから移動オフィスなどの仕事用途、家族やペットを自分で守れる万が一の防災需要など、“１台で全てを満たす”を体現したモデルとなってる。
■Rugged Van Type-2〜土足で乗車してラフに使える。価格帯にも注目
Rugged VANは、ネーミングの通り、土足で乗車してラフに使えるスタイル。無骨でカッコいいVANらしいデザインとシンプルで使いやすいレイアウトを実現している。また、このモデルの特長は、同社のオーロラシリーズやEXシリーズで装備されている三河家具職人が作る内装家具の品質そのままに、522万円～と身近な価格帯を実現している。
パーソナルにカスタムが出来るので、必要ない装備は全て削ぎ、本当に必要な装備に絞り込み、コストも装備にも無駄が無い世界に１台だけ、自分仕様で最も使いやすいバンコンバージョンが完成出来るようになっている。ボディーサイズは、ミニバンからの乗り換えに優しいナローボディのみ。レイアウトは、モバイルオフィスカーのノウハウを活かした設計にすることでリモートワークと遊びの両立を目指したモデルとなっている。
■デリカ D:5 CRUISE CAMPER Edition
独自の走破性を誇るミニバンとして、コアなファンを多く抱える三菱デリカ。このデリカも同社オリジナルのオフグリッドシステムの搭載と、今のニーズに合わせた新レイアウトで登場する。
■TRAIL WORKS Cargo〜けん引免許不要で欲しい装備を選べる
元バイクレーサーである代表の黒田氏が作りあげたバイク好きのためのカーゴトレーラー。けん引免許不要だから、手軽に始めることができ、自分の利用シーンに合わせたパーソナルなカスタムも可能。不要な装備は全て削ぎ、本当に必要な装備に絞り込むことで、低コストで質の高いトレーラーライフを始めることができるモデルとなっている。
またこのモデルの大きな特長として、断熱施工。一般的なカーゴトレーラーには施工されていない断熱効果により、バイクの整備だけでなく、万が一の際の家族やペットを守る避難場所としても使えるなど活用の幅が広がる。
■TRAIL WORKS Mini〜駐車場に収まるけん引免許不要のジャストサイズトレーラー
2020年に『BEAMS』がプロデュースしたことでも好評な「TRAILWORKS」が駐車場に収まるジャストサイズのトレーラーとして新たに登場。三河家具職人が作る高品質な内装家具に加えてキッチン、電子レンジ、冷蔵庫といった電装品をバッテリー残量の不安なく使用することが可能。
これほどの快適装備にも関わらず、一般的な駐車場枠内にはいるコンパクトサイズのためけん引免許不要で使えることができ、「+One Room(プラス ワンルーム）」として趣味やアウトドア、防災、テレワークなど様々なシーンで活用できる。ドイツALKO社製シャーシと国内メーカーのホイール、タイヤといった国産仕様の足回りで万が一のメンテンナンスの際も安心。
■福祉車両キャンピングカー「Live」〜ユニバーサルデザインのキャンピングカー
2020年にクラウドファンディングで支援を募った福祉車両キャンピングカー「Live」がイベントに初登場。プロジェクト開始後、すぐに大きな反響を得て無事プロジェクト達成したモデルが完成した。
このモデルは、2017年より新たな事業展開として、ハンディキャッパーの方々とその家族が生き生きと、より豊かな人生を送れるよう、車椅子リフト付きのユニバーサルデザイン（UD）キャンピングカー『Live』の研究・開発をスタート。
そこで蓄積したノウハウを元に、もっと多くの方に自由な車旅を楽しんでもらうため移動だけではなく、介護スペースとしても使える今までにないユニバーサルデザインのキャンピングカーを作るためクラウドファンディングという形で実施した。
【ジャパンキャンピングカーショー2023概要】
会期：2023年2月3日(金)〜2月6日(月)
開催時間：3日11:00～17:00、4日10:00～17:00、5日10:00～17:00、6日10:00～16:00
会場：幕張メッセ 展示ホール1・2・3・4・5 （〒261-8550 千葉市美浜区中瀬2-1）
関連情報：http://kworks-aurora.com/
構成／土屋嘉久
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