■連載/カーツさとうの酒と肴と男とサウナ
今回はサウナで感動して泣いた話です。ワタクシ、本当にサウナで感動のあまり泣いたんです。
「話盛りやがって」
と思っている方もいらっしゃるでしょうが、大袈裟ではなく、神に誓って真実として「ウルッ」ときちゃって、鼻水ジュルなんて出たんすから。
とはいえ信じておられない方もいるでしょう。しかし、そんな方も、今回の原稿を最後まで読んでいただければ「これは泣くこともあるな…」と納得していただけるに違いない、今回はサウナでのそういう話です!
前回も書きましたが、この前、宮城県は仙台に人生で初めて泊まり掛けで行ってきたんですよ。
で、仙台の繁華街でもサウナに入ったんです、『サウナ&カプセル キュア国分町』に。
このサウナは、もう9年近く前ですか。この『@DIME』と同じ小学館から2014年に出版された日本初のサウナムック『Saunner(サウナー)』でも紹介した施設。
現地取材したのはオレじゃないんだけど、アンカーっつうデータ原稿を最終的に記事にまとめる仕事をしたのがオレだったんで、そりゃあもうよく覚えてる。
ってことで入館!サウナ室に入ると、初めて入る部屋なのに『Saunner』で掲載した写真を思い出して、
「お~なつかしいね~」
なんて思っちゃったりしたんだけど(ここはまだ全然泣く話ではない)、いやぁ~、このサウナ室、懐かしがってホンワリしてるような場合じゃない強烈なヤツでした!
↑この写真だけじゃ、その愛すべき熱の凶暴さは感じられませんが…。
遠赤外線のストーブとサウナストーンが積まれた対流型ストーブが向かい合うような形で設置されたサンドイッチ型ダブルストーブシステムでして、その気合入ったレイアウトを見ただけで、
「こりゃグッときそうだな」
と予想はついてましたが、その対流型ストーブでのオートロウリュがすさまじい!一気に「ズバ~ン!!」と水がかかった直後には体に降りそそぐロウリュの悪魔的なほどの快感。
↑最初の写真の奥の方に写る遠赤外線ストーブの対面に陣取る、このストーブがとんでもないヤツ!
おまけに天井にあるダクト口からも、ベンチに向かって熱風が直接吹きつけられる!!
↑これがその熱風を吹きつけてくるダクトですよ。
もうその感服せざるをえない熱さたるや、『マジンガーZ』のブレストファイヤーかと思ったよ。
ちなみにこの“ブレストファイヤー”という単語を思い出すために、ワタクシ、小学校6年の時に見ていたアニメの『マジンガーZ』の歌を最初から心の中で歌ってみました。