小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

年収差は50代男性で1.5倍!英語力が年収とキャリアに与える影響

2023.01.26

英語力の違いによる年収差は50代男性が1.5倍、50代女性は2.2倍

男女別に企業からスカウトを受けた人材の平均年収を比較すると、男性50代の「英語レベルビジネス会話以上」は、国税庁の調査結果と比べて1.5倍多い結果になった。女性では、「英語レベルビジネス会話以上」の平均年収は特に40・50代で国税庁の調査結果と年収差が大きく開き、それぞれ1.9倍、2.2倍だった。

昨年度と今年度の同調査を比較してみると、男性50代の英語力による年収差は国税庁のデータと比べて「英語レベルビジネス会話以上」は1.3倍だったが、今年度は1.5倍へ広がっている。女性も昨年度は40代・50代ともに1.6倍だったが、今年度はそれぞれ1.9倍と2.2倍になり、昨年度より差が広がる結果になった。

最終経験職種別の平均年収を英語力別で比較すると「エグゼクティブ/経営」が1.4倍の年収差、「金融/銀行/証券/投資/保険/その他金融関連職種」で1.6倍の年収差

最終経験職種別の平均年収を英語力別に分けると、1職種を除いて「英語レベルビジネス会話以上」の人が平均給与が高い結果になった。もっとも差が開いたのは、「金融/銀行/証券/投資/保険/その他金融関連職種」で1.6倍だった。金融業界は、コロナの影響下でDX化が推進され、新たな採用ニーズが発生していることもあって求人数も増加している傾向があるという。

次に大きな差が開いたのは、「エグゼクティブ/経営」で1.4倍差だった。以下、「TOEIC Program」を利用している企業・団体に英語活用実態を調査した資料によると、ポジションが上がるにつれて求められるTOEIC L&R TESTのスコアも高くなっており、「部長」以下のポジションよりも「役員」のポジションの方が800点以上を求める業界の数が多い調査結果が出た。

出典:(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会「 英語活用実態調査(企業・団体、ビジネスパーソン)2019 」より
※4.L&R:Listening and Reading test、※5.S&W:Speaking and Writing test

調査結果を受けて、ヒューマングローバルタレントの代表取締役・横川友樹氏は次のようにコメントしている。

「労働人口減と産業構造の変化から、社内外においてタレントモビリティは加速しております。特に若年層の人材は、リスキリング・アップスキリングといった社内育成など人的資本への取り組みに関心がある人も多くいる印象があり、「ISO30414(※)」を取り入れる企業が増加してくると、同様のルールで定量的に状態が可視化されるため、応募選定基準がより明確になってくる可能性がございます。

さて本調査結果において全年代において英語力の高さに年収が連動している結果が出ました。特に男性50代、女性40・50代は前年調査から大きく年収が伸びております。年収は、需給バランスからの希少性によって高くなってきますが、若い世代では英語とビジネススキルをともに養っていける求人が比較的少なく、一方で40代以降では人材が少ないという状況がうかがえます。近年特に若いうちから英語を学ぶ機会は増加しておりますので、社会に出てからも継続的に学ぶ機会を持ち、維持・向上し続けることが将来の年収に大きく影響を与える材料となるかもしれません」
(※:2018年12月に国際標準化機構(ISO)が発表した人的資本に関する情報開示のガイドライン。11領域49項目にわたって人的資本の情報開示規格を制定している。情報開示によって世界中の国々にある企業でも人的資本状況を把握することができる)

調査概要
期間:2021年10月~2022年9月
機関:ヒューマングローバルタレント
対象:『Daijob.com』に掲載している企業からスカウトを受けた日本国籍で20代~50代の『Daijob.com』登録者
人数:2万4665人(男性1万2245人、女性1万2420人)
方法:『Daijob.com』登録者データから抽出

https://corp.daijob.com/news/news/20230119

構成/KUMU

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年3月15日(金) 発売

DIME最新号はデザイン一新!大特集は「東京ディズニーリゾート&USJテーマパークの裏側」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。