富士フイルムビジネスイノベーションは、デジタル複合機「Apeos」シリーズから、A4カラー複合機「Apeos C4030」「Apeos C3530」とA4モノクロ複合機「Apeos 5330」の3機種を2月10日に発売する。標準価格は「Apeos C4030」が855,000円、「Apeos C3530」が684,000円、「Apeos 5330」が741,000円。
高速起動モードの搭載で電源投入後7秒以内での操作が可能に
いずれも、小規模オフィスなどスペースの限られた場所でも設置可能なコンパクトなサイズで、新たに高速起動モードを搭載したモデル。電源投入後7秒以内で操作できることに加え、低電力モードから利用可能となるまでの復帰時間がわずか1秒となるため、待つことなく操作開始できる。
また、クラウドサービスとの連携も強化しており、同社の複合機連携型クラウドサービス「Apeos Cloud Connector」を利用することで、複合機とクラウドサービスを直接つなぎ、オフィスのポータルとして、業務効率化と迅速な情報共有が可能となる。例えば、紙文書をオフィス以外で働く人と共有する際、PCを使用することなく、複合機でスキャンし、クラウドサービスに直接アップロードするだけで文書共有することが可能だ。
「Apeos C3530」
さらに、強固な情報セキュリティーを必要とする業種でも安心して利用できるようネットワーク接続の安全対策や機器に蓄積されているデータの漏洩防止対策を強化。米国セキュリティー対応基準「NIST SP800-171」に準拠し、無線LANのセキュリティーを強固にした新しいプロトコル「WPA3」にも対応。
国際標準規格制定団体のTrusted Computing Group(TCG)が策定した最新の暗号化規格に適合したセキュリティーチップ「TPM(Trusted Platform Module)2.0」も採用、プリンター起動時のプログラム診断機能が強化された。
連続複写速度は「Apeos C4030」で40枚/分(カラー/モノクロ)を実現
もちろん、高速プリントが可能で、連続複写速度は「Apeos C4030」で40枚/分(カラー/モノクロ)、「Apeos C3530」では35枚/分(カラー/モノクロプリント)、「Apeos 5330」では53枚/分(モノクロ)を実現。「Apeos C4030」と「Apeos 5330」には最大100枚、「Apeos C3530」には最大50枚の原稿セットが可能な自動両面原稿送り装置も搭載する。
そのほか、Microsoft社が提供する「ユニバーサル プリント」にも対応。抗菌にも配慮し、操作パネルにHydro Ag+を使った抗菌フィルムを採用し、ハードボタンも抗菌樹脂を使用した。
外形寸法は「Apeos C4030」と「Apeos 5330」が幅470×奥行き500×高さ582mm、「Apeos C3530」が幅420×奥行き500×高さ565mm。質量は「Apeos C4030」が35kg、「Apeos C3530」が34kg、「Apeos 5330」が29 kg(いずれもトナーカートリッジを含む)。
「Apeos C4030」※オプションのトレイモジュール2段、専用キャスター台装着時
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構成/立原尚子