長生きしても健康で居続けなければ意味がない。自分の身体は、どのくらいのポテンシャルがあるのだろうか? その生体年齢がわかるアプリを試してみた。
サプリメントとエイジングケアアプリをセットで販売
先日、これまでオンライン麻雀ゲーム「Maru-Jan(マルジャン)」などヒットゲームやアプリを手がけてきた株式会社シグナルトークが、その開発ノウハウを元に、AIとITを用いて人々を健康にする新しいプロジェクトをスタートした。
すべての遺伝子を活性化させる物質を含むと言われる「NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)」のサプリメントの定期宅配による販売を開始するとともに、若さの測定とAIの統計的情報によるエイジングケアのアドバイスが受けられる新サービス、「Life Leap(ライフリープ)」を2022年12月15日(木)にリリースした。
新しいのはNMNのサプリメントと共に、アプリで日々変化する健康年齢を随時、判定しながら健康を目指せるところにある。
「NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)」とは
「NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)」とは、人間やその他の生物の体内に存在しており、ビタミンB3(ニコチンアミド)を材料として作られる物質のこと。NMNは、老化が進むかどうかを決めると言われる「SIR2遺伝子」を含むSIR1~SIR7のすべての遺伝子を活性化させることが研究結果として証明されているという。
近年、ハーバード大学や慶應大学などで、人や動物が細胞レベルで若返る研究が進み、実際に研究成果も多く出始めている。
今回、シグナルトークは一般社団法人 予防医療研究協会の会長である苅部淳氏の監修のもと「NMN」のサプリメントを開発した。メーカーによる安全性試験だけではなく、独自に徹底した完成品の動物安全性試験を行うなど、安全性にこだわっている。
そもそも、なぜ麻雀ゲームをヒットさせている会社がヘルスケア領域へ参入したのか。同社の代表取締役である栢(かや)孝文氏に話を聞いた。
「創業時のメンバーがうつ病で退職してしまったことでショックを受け、原因について調査を始めたところ、食のバランスが悪いことによって、幸せホルモンのセロトニン分泌が減ってしまうことを知りました。当時、私もよく風邪をひいたり、逆流性食道炎や胃痛、頭痛などに悩まされていましたが、食生活の改善をし、サラダを食べるようにしたり、コンビニのお弁当やファミレスへ行くのをやめたりした結果、健康状態が劇的によくなり、何年も快調が続いています。
様々なデータや、世界中の書籍を何千という数を調べる中で、食が健康状態に密接にかかわっているということを知り、それを皆さんに広く伝えていかなければと考えました。頭痛や腹痛で会社や学校へ行けなくなるといったことも、食を見直すことで改善する場合もあります。このように、食生活を見直すことが体の不調の改善につながることを広く知ってほしいと思ったのをきっかけに、アプリを作ることを決意しました。
日本人の死因のほとんどと言われる三大疾患(がん、心疾患、脳血管疾患)はすべて老化がリスクを高めると言われています。もし老化を止めたり、せめて遅らせることができたりすれば、これらの病気が根本的に解決できるのではと考え、NMNに着目しました」
AIアプリ開発背景
サプリメント購入者は、エイジングケアにまつわるAIアプリ「Life Leap」を無料で利用できる。
顔の写真撮影で「見た目年齢」を算出してくれたり、「AIカウンセリング」でいくつかの質問に答えることでエイジングケアの効果を見える化し、論文などのエビデンスと約1,000人のデータのシミュレーション分析により数値化し生体年齢を導き出してくれたりする。
栢氏はこのアプリの開発背景について次のように述べる。
「サプリメントの製造販売と、AIアプリの両方を提供するのは弊社が調べた限りでは世界初の試みです。サプリメントは薬品ではないので、販売して終わり。効果効能は言えないですし、測る必要はない。しかし効いているという実感が重要だと思い、自分の状態を何らかの形で測れるものを作りたいと思いました」
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