「温活」とは日々の食生活や生活習慣を見直して体温を上げる活動のこと。今冬は厳しい寒さが続いているが、どれくらいの人が「温活」を意識しているのだろうか?また、実際に「温活」を行っているという人は具体的にどんな取り組みをしているのか。
そこでタイガー魔法瓶は全国10代~40代の男女668名を対象に「温活に関する実態調査」を実施。その結果をグラフや図表にまとめて発表した。
“温活男子”が増加中、現在「温活をしている」の回答は20代男性が最多
「温活を知っている」または「聞いたことがある」人は全体の66%を占め、認知度が高い結果となった。「温活を知っている」「聞いたことがある」442人に、温活とは何か改めて説明した上で「温活をしているか」質問したところ、「温活をしている」「現在はしていないが、気温が下がるとする」「していないが興味がある」と回答したのは約92%と大半を占め、「温活」への関心の高さがうかがえた。
調査時の段階で「温活をしている」では男女ともに20代の割合が最も高く、20代男性が最も多い結果となった。若年層の中では男女限らず「温活」が注目されていることがわかる。
「温活」への興味・関心の割合は、全体的に女性が高い結果である一方で、性年代で分けた際には20代男性が女性と同じくらい「温活」を取り入れていることがわかった。
温活の方法は「白湯などの温かい飲み物を飲む」が約66%で最も多い結果に
実際に「温活」を行っている方法では、「白湯などの温かい飲み物を飲む」が約66%で最も多く、次いで「湯船につかる」約54%、「腹巻・レッグウォーマーなどで身体を温める」約51%という結果となった。いずれも手軽に行える方法が人気となった。
「温活」で温かい飲み物を飲んでいる人のうち、1番飲まれていたのは白湯で約83%、次いで緑茶(ホット)、ホットコーヒーがどちらも約78%という結果になった。
また、温かい飲み物に関しては「寒い時期、温かい飲み物を外出の際に持っていく」と回答した人が約60.6%となり、半数以上の人が温かい飲み物を携帯していることがわかった。持ち運び方法では「保温できるステンレス製水筒(魔法瓶や真空断熱のもの)」が最も一般的で約64%の人が利用している結果となった。
さらに、寒い時期、自宅でも温かい飲み物を保温できるステンレス製水筒(魔法瓶や真空断熱のもの)にいれる人は約55%となり、様々なシーンで保温できるステンレス製水筒が使用されていることがわかった。
在宅ワークなどで自宅でも手近な場所に飲み物を携帯する人が増えたことも、理由の一つと考えられる。
「温活」をしている人のうち74.4%がコロナ禍以降に温活開始
「温活」をしている人のうち74.4%がコロナ禍以降に温活を始めたことがわかった。要因の一つとしては、在宅ワークや在宅時間の増加などによる運動量の低下により、「冷え」を感じやすく、その解決手段として新たに温活を取り入れている人が多いためではとも考えらえる。
「温活」を知らなかった人には温活とは何か説明したうえで、改めて全体に質問したところ、厳しい寒さが予想されている今年においては約73%が「温活」を意識したいと回答した。
「冷え」「冷え性」に悩む割合は、男女ともに10代・20代が多い傾向
「冷え」「冷え性」に悩む人の割合は、全体で62.9%となった。さらに性別ごとに結果を見ると、男女ともに20代の割合が高く、次いで10代という結果となった。特に男性では、30代、40代は冷えや冷え性に悩んでいない人が半数を超えているのに対し、10代、20代は逆転し半数以上が冷えや冷え性に悩んでいることがわかった。こうした結果から、男女ともに若い世代で「冷え」「冷え性」に関する悩みが増えていることがわかる。
<調査概要>
・調査対象:10代~40代の男女668名、回答者の属性別有効回答数は以下の通り
【10代男性】79名、【20代男性】84名、【30代男性】83名、【40代男性】82名
【10代女性】87名、【20代女性】87名、【30代女性】83名、【40代女性】83名
・調査期間:2022年10月25日(火)~11月1日(火)
・調査方法:インターネット調査(自社調べ)
出典元:タイガー魔法瓶調べ
構成/こじへい