日本では様々な国籍のITエンジニアが働いている。彼・彼女らはどのくらいの年収を稼いでおり、また、どんなプログラミング言語を使用しているのだろうか?
主に英語を話すエンジニア人材に特化した求人サイトを運営するTokyoDevはこのほど、日本在住のソフトウェア開発者を対象にアンケートを実施。給与・勤務形態・使用している技術・語学力(英語・日本語)など、全42項目について、588名からの回答結果をまとめた。
ちなみに回答者の国籍は、ヨーロッパ(38%)、北アメリカ(27%)、アジア(24%)、オセアニア(7%)、南アメリカ(3%)、アフリカ(2%)となった。
外資系企業の年収が日本企業の約2倍との結果も
まず給与面に関して、年収の中央値は950万円で、前年比100万円増であることがわかった。また、外資系企業に勤務するエンジニアの年収中央値は、日本企業の約2倍であることが判明。なお、経験年数を問わず、女性エンジニアの給与と満足度は男性エンジニアよりも低い傾向にあることが明らかとなった。
<年収(全体)>
<勤務先別の年収中央値>
<男女別の年収中央値>
<男女別の仕事に対する満足度(全体)>
次に技術面についてだが、回答者の39%がプログラミング言語にPythonを使用しており、JavaScriptに次いで2番目に多かった。フレームワークでは、React.jsが昨年の使用率48%から57%に飛躍に上昇し、Vue.jsを抑えて1位を堅持した。
<使用しているプログラミング言語>
<使用しているフレームワーク>
最後に働き方について調べたところ、週40時間以上勤務は、回答者全体のうち26%を占めた。このほか、リモートワークが定着化していることも伺え、出勤必須と回答したのは全体の4%にとどまった。
<1週間の勤務時間>
<リモートワーク状況>
<アンケート概要>
概要:英語を話す様々な国籍の日本在住エンジニアの働き方や給与、技術に関する調査
調査方法:TokyoDev株式会社に登録しているエンジニアなどによるインターネット調査
調査期間:2022年10月13日〜同年11月6日
有効回答数:558件
出典元:TokyoDev株式会社
構成/こじへい