小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

ニンジンを食べるとやせ傾向になる遺伝子を持っている都道府県ランキングTOP3、3位島根県、2位宮崎県、1位は?

2023.01.20

ゲノムデータの解析をもとにうさぎ年ならではの調査を実施

ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスは、個人の健康リスク・体質・祖先について300項目以上の遺伝子型を解析し、どのような病気にかかりやすいか、どのような体質の遺伝的傾向があるかについて結果を提供するサービスだ。

これまで、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスの利用者の中から20,000人以上のゲノムデータを用いたさまざまな遺伝子タイプに関する都道府県ランキングを発表してきたが、今回は今年の干支「卯(うさぎ)」にちなみ、うさぎの好きな野菜の代表の1つであるニンジンに関するデータに注目。

「ニンジンの摂取頻度とBMI(SNP:rs4445711)」という項目を解析し、「ニンジンの摂取頻度が高いとよりやせ型傾向になる遺伝子タイプが多い都道府県(出生地※)ランキング」として結果をまとめ公開した。
※ 出生地に関するアンケートから都道府県を選定している

ニンジンにはカロテノイド系抗酸化物質が豊富に含まれ、BMIや肥満との関連が注目されている

ニンジンには、βカロテン、αカロテン、βクリプトキサンチンなどのカロテノイド系抗酸化物質が豊富に含まれていて、このカロテノイドは動脈硬化の予防や、細胞の老化、がん、糖尿病の抑制に対しても効果があると考えられているほか、BMI(体格指数)や肥満との関連も注目されている。

遺伝子解析項目「ニンジンの摂取頻度とBMI(SNP:rs4445711)」は、ニンジンの摂取頻度とBMI(体格指数)の関係についての項目で、「ニンジンの摂取頻度が高いとよりやせ型傾向になるタイプ(遺伝子型:GG)」、「ニンジンの摂取頻度が高いとやせ型傾向になるタイプ(遺伝子型:AG)」、「ニンジンの摂取頻度とやせ型傾向は関連しにくいタイプ(遺伝子型:AA)」の3つがある。

今回の調査では、「ニンジンの摂取頻度が高いとよりやせ型傾向になるタイプ(遺伝子型:GG)」に該当する人の割合を都道府県(出生地)別に算出し、数値化した。

上記の解析結果より、ニンジンの摂取頻度が高いとよりやせ型傾向になる遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い都道府県は、1位 鳥取県、2位 宮崎県、3位 島根県、4位 岩手県、5位 長崎県、6位 福井県、7位 福島県、8位 茨城県、9位 秋田県、10位 宮城県となり、上位に山陰地方と東北地方の多くがランクイン。

なお、日本人における遺伝子型の割合は、「ニンジンの摂取頻度が高いとよりやせ型傾向になるタイプ(遺伝子型:GG)」が11.3%、「ニンジンの摂取頻度が高いとやせ型傾向になるタイプ(遺伝子型:AG)」が45.7%、「ニンジンの摂取頻度とやせ型傾向は関連しにくいタイプ(遺伝子型:AA)」が43%であった。

自身の遺伝子タイプが気になる人は、この機会に「遺伝子解析サービス」でチェックしてみてはいかがだろう。

調査概要
調査方法:ゲノムデータの解析をもとに調査
調査対象:「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」、「ジーンクエストALL」の利用者
対象者数:ゲノムデータ:21,371人
調査時期:2022年12月
調査項目:ゲノムデータ「ニンジンの摂取頻度とBMI(SNP:rs4445711)」の項目について、「ニンジンの摂取頻度が高いとよりやせ型傾向になるタイプ(遺伝子型:GG)」に該当する人の割合を都道府県ごとに算出

遺伝子解析項目「ニンジンの摂取頻度とBMI(SNP:rs4445711)」について

ジーンクエストと新潟大学医学部血液・内分泌・代謝内科研究室による共同研究で、12,000人以上の日本人を対象にゲノム解析を行い、肥満度に関していくつかの野菜の摂取頻度と相互作用のある遺伝子領域を探索した。

その結果、BMI(体格指数)に関して、ニンジンの摂取頻度と相互作用のある遺伝子型が存在することを発⾒。この遺伝⼦型は「SNP:rs4445711」で、「G」を持っているタイプほど、ニンジンを食べる頻度が高いと、BMIが有意に低い傾向があることが判明した。

なお、野菜を多く摂取する⼈は肥満になりにくいことが、多くの研究で示されていたが、摂取頻度と遺伝⼦型の間に遺伝⼦・環境相互作⽤があるかを⼤規模かつ詳細に検討した報告は、これまでほとんどなかった。

これらの研究成果は、2021年9⽉30⽇、栄養学の国際専⾨誌「Nutrients」(IF:5.717)に掲載されている。

根拠とする文献
Fujihara K et al. (2021) “Carrot Consumption Frequency Associated with Reduced BMI and Obesity through the SNP Intermediary rs4445711.” Nutrients. 13(10), 3478.

関連情報:https://myhealth.euglena.jp/products/gene_analysis/

構成/Ara

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。