しかまること福田卓馬さんは会社員を辞めて人生を大きく変えることができました。今、多くのビジネスパーソンが同じ道を探っていますが、その一歩を踏み出せないでいます。
今回は独立して年商1.5億円の会社を立ち上げたしかまる先生に金持ちになる考え方について伺いました。先生、よろしくお願いします!
偶然出会ったブログが金を稼ぐ手段に
――最初に先生の足跡から伺いますが、ごく普通のビジネスパーソンだった先生がなぜ独立しようと考えたのでしょうか?
しかまる先生 会社員をしていた時に、上司の向上心のない姿を見て「自分の数十年後の姿はこれか……」と危機感を覚えたことがキッカケです。
大きな会社に勤めれば将来は安泰というのは、完全な時代錯誤。本当の安泰は”会社員”なのか”フリーランス”なのかではなく、「自分のスキルだけで稼げるのか」「人に求められるスキルがあるのか」だと考えるようになってから、自分のスキルで稼げるようになって独立しようと思うようになりました。
――会社員として労働時間を売る立場から、独立して自営業者となり、スキルを売る立場へと大変身しますが、その際、なぜ「ブログで稼ぐ」手段を選択されたのでしょうか?
しかまる先生 ブログと出会ったのは偶然です!
手元に資金が無かったので「初期コストが低い」「継続してお金が入る仕組みが作れる」この2つに絞って副業を考えた時にブログという選択肢だけが残っただけです。
後付けにはなりますが、ブログを選んで大正解でした。理由としては、①寝ている間にお金が入る仕組みができる、②ライティングやSEOの知識が手に入ることでスキルで稼げる、からです。
金を稼ぐには「難しいこと」をやる
――多くの人がブログで稼ごうと努力していますが、これだけ多くのサイトがある中で新しいブログを選んで商品を買ってもらうのは至難の業です。しかまる先生は著書「文章で金持ち」(KADOKAWA発刊、定価1600円+税)で、仕事に関する心構えを紹介されています。
しかまる先生 いくらブログの作り方を具体的に紹介したところで、本質を理解しなければ、いくら努力をしても稼ぐことはできません。稼げる人とそうでない人ではどこが違うか、その本質について、「文章で金持ち」では、詳しく紹介しています。
最も大きな違いは「難しいことをやるかやらないか」です。難しいことをやるだけで、他の人と差をつけることができるのです。これは多くのビジネスパーソンにも通じる本質です。
例えば、多くのライターはSEO(Search Engine Optimization)を勉強していません。SEOとはGoogleなどの検索エンジンで検索した時、自分のサイトのページが上位に表示されるようにサイト設計するマーケティング戦略のことですが、こうしたことを全く理解せずにうわべの知識だけで記事を書いている人がほとんどです。
ライターで稼いでいる人は膨大な時間をかけてSEOについて勉強しています。難しく面倒な勉強を避けているか、それに取り組んでいるかで大きな差がでてくるのです。
お客様への価値提供の量=お金の法則
――確かに、難しい仕事から無意識に逃げてしまっていました。他に、仕事の本質としてもう一つ、陥りがちな失敗や罠について教えてください。
しかまる先生 もし他に仕事の本質があるとすれば、「お客様への価値提供の量=お金」だということです。ブログとは若干離れるかもしれませんが、これを理解してないフリーランスもどきが多すぎます。
お金は稼げればいいわけではありません。お客様に支払って頂いた以上の価値提供をしなければ、僕たち事業家の存在意義はゼロになります。
なので、常に商品を売るときは「お客様の期待値を超える努力」を全力ですることを心がけています。
例えば、ライターであれば、「記事を書くだけではなく、よりクライアントが稼げるようにメディアの全体構成まで考えてアドバイスする」。教育事業であれば「ただ教えるだけではなく、個別でなぜ結果が出ないのか考えて具体的なアドバイスを徹底してPDCAを回す」など。
お客様に「ここまでこの人はやるの!?」と思ってもらうことで、その人はまた自分へ仕事を依頼してくれるようになります。仕事は人と人の繋がり、そして感情で何を誰から買うか決めます。
これを一人一人確実に増やしていけば、ずっと仕事を頼まれる人になることができます。そうすれば、チームを作って自分は管理する側に回れば、それも1つの人で作った仕組み化です。
講義の意味では「ブログ構築」も「その他事業構築」も同じだと思います。