小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

α世代の子をもつ保護者の約半数が友達作りより学力を重視

2023.01.19

2010年代~2020年代に生まれた世代のことを「α世代」と呼ぶ。現在、幼稚園や保育園、小学校で教育を受けている「α世代」だが、彼・彼女らの保護者は、我が子の教育に対し、どのような考えを持っているのだろうか?

そこで学研エデュケーショナルはこのほど、全国の年中から小学3年生までの長子を持つ20代~40代の保護者500名を対象に、「α世代の勉強に関する実態調査」を実施。その結果を発表した。

子どもから机に向かう(自主的に勉強する)割合は19.8%

全国の年中から小学3年生までの長子を持つ20代~40代の保護者500名に対して、「子どもは普段自らの意思で机に向かい自主的に勉強をしていますか」と聞いたところ、「保護者から声をかけずとも自主的に勉強をしている」と答えた割合は19.8%となった。

一方で、「子どもに普段から自らの意思で机に向かい勉強してほしいと思いますか」と質問すると、「とてもそう思う」「ややそう思う」と答えた割合が、89.6%となり、保護者の理想と実態が、4倍以上離れているということが判明した。

Q:あなたの子どもは、普段自らの意思で机に向かい自主的に勉強をしていますか。(n=500)

Q:あなたは、子どもに普段から自らの意思で机に向かい勉強してほしいと思いますか。(n=500)

子どもの年齢で比較すると、子どもが自分から机に向かう割合は、小学1年生が23.0%で最も高く、年中(4・5歳)と小学2年生が最も低く18.0%と判明した。各ライフステージにおける初年度は、勉強する意欲が高いことが垣間見える結果となった。

Q:あなたの子どもは、普段自らの意思で机に向かい自主的に勉強をしていますか。(n=500)

年中から小学3年生までの子どもを持つ保護者の約10人に1人が、子どもを塾に通わせている

全国の年中から小学3年生までの長子を持つ20代~40代の保護者500名に対して、「現在あなたは子どもを塾に通わせていますか」と聞いたところ、「通わせている」と答えた割合は11.0%となり、約10人のうち9人が塾に通わせていないことがわかった。

また、現在は通わせていないものの、今後「通わせたいと思っている」保護者に「子どもが何歳の時から通わせる予定ですか」と質問すると、「小学3年生」と回答した人が19.7%と最も高い結果となった。

一方ですでに通わせていると回答した保護者に「子どもが何歳の時から通わせていますか」と質問すると、小学1年生という回答が最も高く(29.1%)、小学校入学を機に、子どもを塾に通わせる保護者が多いことがわかった。

Q:現在あなたは子どもを塾に通わせていますか。(n=500)

Q:子どもが何歳の時から通わせる予定ですか。(n=183)

Q:「通わせている」と回答した方に伺います。 子どもが何歳の時から通わせていますか。(n=55)

保護者が最も子どもに身に付けてほしい能力は「何事も自分でやりきろうとする力」

全国の年中から小学3年生までの長子を持つ20代~40代の保護者500名に対して、「現在子どもに身に付けてほしい能力はなんですか」と質問したところ、「何事も自分でやり切ろうとする力」が最も高く、68.8%となった。次いで高いのは「コミュニケーション力」で66.6%、その次は、「物事に集中して取り組む力」で60.4%となった。

このことから保護者は子どもに、自分自身で様々なことをできるようになることを望む気持ちがあることがうかがえる。

Q:現在子どもに身に付けてほしい能力として、当てはまるものを全てお選びください。(n=500)

子どもの勉強の指導方法に関して悩んだことがある保護者は半数以上

全国の年中から小学3年生までの長子を持つ20代~40代の保護者500名に対して、「子どもの勉強の指導方法について悩んだことがありますか」と質問したところ、「よくある」「ややある」と回答した人が、55.8%となり半数以上が悩んだことがある実態が判明した。

子どもの各年代で比較すると、「よくある」「ややある」と回答した年代が最も高かったのは、小学1年生と3年生で60.0%となった。入学を機に指導方法を悩み始める小学1年生と、ある程度学校にも慣れ高学年の境目になる小学3年生で悩み始めることがわかった。

Q:あなたは自身の子どもの勉強の指導方法について悩んだことがありますか。(n=500)

Q:あなたは自身の子どもの勉強の指導方法について悩んだことがありますか。(n=500)

夏休みの宿題に手を付けるのは休みが終わる18.6日前が平均

全国の年中から小学3年生までの長子を持つ20代~40代の保護者500名に対して、「長期休み時、あなたの子どもが宿題に手を付けるタイミングはいつですか。 冬休み・夏休みそれぞれ教えてください」と質問したところ、冬休みの平均は9.8日、夏休みは18.6日前と、比率でみると約2倍の差があることがわかった。

冬休みでもっとも手を付けるタイミングが多かったのは休みの後半期間である「0‐7日未満」で34.6%、夏休みは前半期間である「28日~35日未満」で28.2%となった。

夏休みの定説である、休みが終わるギリギリのタイミングで手をつける実態は少なく、むしろ先に終わらせて休みを満喫する形となり、一方で冬休みは、夏休みと逆で先に満喫して最後に終わらせることがわかった。

Q:夏休み時、あなたの子どもが宿題に手を付けるタイミングはいつですか。(n=500)

Q:冬休み時、あなたの子どもが宿題に手を付けるタイミングはいつですか。(n=500)

α世代の保護者は全体の約半数が「友達作りよりも学力のほうが心配」

全国の年中から小学3年生までの長子を持つ20代~40代の保護者500名に対して、「子どもについて『友達作りよりも学力のほうが心配だ』と思いますか」と質問したところ、「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した人が45.0%とほぼ半数近くいることが判明した。

子どもの各年代で比較すると、最も高い割合になったのが小学1年生(52.0%)で、入学を機に学力を心配する保護者が多いことがわかった。ニューノーマルな暮らしを求められた昨今の状況に慣れ、友達作りよりも学力を求めるようになりつつあることが見受けられる。

Q:あなたは、自身の子どもについて「友達作りよりも学力の方が心配だ」と思いますか。(n=500)

Q:あなたは、自身の子どもについて「友達作りよりも学力の方が心配だ」と思いますか。(n=500)

<調査概要>
調査タイトル :α世代の勉強に関する実態調査
調査対象 :全国の年中から小学3年生までの長子を持つ20代~40代の保護者500名(男女)
調査期間 :2022年11月18日~11月23日
調査方法 :インターネット調査
調査地域 :全国
有効回答数 :500サンプル
調査機関 :シグナルリサーチ

出典元:学研調べ

構成/こじへい

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。