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オンラインによるアンガーマネジメントの治療は有望な可能性、カロリンスカ研究所報告

2023.01.14

オンラインによるアンガーマネジメントの治療は有望

アンガーマネジメント(怒りの感情のコントロール)を身に付ける必要があると感じている人は少なからず存在し、オンラインベースで行なう治療によりアンガーマネジメントを効果的に学べる可能性が新たな研究で示された。

カロリンスカ研究所(スウェーデン)精神医学研究センターのJohan Bjureberg氏らが実施したこの研究の詳細は、「Journal of Consulting and Clinical Psychology」に2022年11月21日掲載された。

Bjureberg氏らは、不適応な怒りに対する感情制御のためにオンラインで実施する3つの治療法〔mindful emotion awareness;MEA、認知的再評価(cognitive reappraisal;CR)、およびMEAとCRを組み合わせたもの〕の影響を評価するランダム化比較試験を実施した。

MEAは、判断を加えたり行動を起こしたりすることなく、現在の自分の感情や考えに気付き、それを受け入れることに焦点を当てたものだ。

一方CRは、自分の思考や状況を再解釈して別の考え方をすることにより、やっかいな感情を引き起こさないようにするもの。

Bjureberg氏らが試験参加者をインターネット上で募集したしたところ、希望者の数が多く、数週間で募集サイトを閉鎖しなければならなかったという。

Bjureberg氏は、「治療に関する研究では、通常、必要な数の参加者をそろえるのは非常に困難だ。しかし、今回の怒りの研究では、あっという間に参加者がそろった」と話す。

試験参加者の234人(平均年齢41.1歳、女性59%)は、いずれも怒りの感情に関する大きな問題を抱えていた。

参加者は、4週間にわたってMEA(78人)、CR(77人)、またはMEAとCRの併用療法(79人)のいずれかをオンラインで受ける群にランダムに割り付けられた。

Bjureberg氏らは、「怒りの感情に問題を抱えている人の多くは、自分自身を恥じている。そのため、待合室で待つ必要がなく、セラピストと向かい合って怒りについて話す必要もないオンラインでの治療の実施は、これらの人々にはぴったりだとわれわれは思った」と同研究所のリリースで語っている。

介入の結果、MEAとCRの併用療法はMEAまたはCRを単独で行う場合に比べて、怒りの表出、攻撃性、怒り反すうを抑制する上で効果のあることが明らかになった。

しかし、怒りの抑制に対する効果は確認されなかった。併用療法が特に効果的だったのは、試験開始時の怒りの感情レベルが非常に高い参加者であった。

研究グループは、「これらの結果は、感情のコントロールと出来事の解釈の難しさが、アンガーマネジメントの問題に関わる主な要因だとする既存の理論を裏付けるものだ」との見方を示す。

またBjureberg氏は、「今回の研究で得られた結果は、セラピストの最小限のサポートのもと、オンラインで実施するわずか4週間の非常に短い治療が、怒りの感情の問題を軽減する上で効果的なことを示唆している。われわれは、フォローアップ研究でもこの知見が確認され、通常のケアの一部としてこの治療法が広く提供されるようになることを祈っている」と話している。(HealthDay News 2022年12月23日)

Copyright © 2023 HealthDay. All rights reserved.
Photo Credit: Adobe Stock

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://psycnet.apa.org/doiLanding?doi=10.1037%2Fccp0000769

Press Release
https://news.ki.se/internet-treatment-for-anger-works

構成/DIME編集部


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