小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

AIによるノイズキャンセリング技術を搭載!仕事でも趣味でも活用できるXROUNDの高性能ワイヤレスイヤホン「VOCA」

2023.01.13

「ワイヤレスイヤホンが手放せない」という人は少なくないはずだ。筆者もその一人である。

他の記事でも度々言及しているとおり、ワイヤレスイヤホンはここ数年長足の技術的進化を遂げた製品である。AIを活用した機能も、ノイズキャンセリング機能も、マルチポイント接続機能も、特に珍しいものではなくなった。

それらの機能を全て盛り込み、なおかつそれぞれを高いレベルで完成させているワイヤレスイヤホン『VOCA』について、この記事で解説しよう。

インプット・アウトプット両方のノイズキャンセリング

筆者は製品を検証する上で「大衆の需要」というものを重要視する。

業界の裏話になってしまうが、これを軽視或いは無視しているテクノロジーメディアの編集者は少なくない(@DIMEはもちろん例外)。

たとえば、ここ数年のワイヤレスイヤホンの技術的進化には明らかにパンデミックがあるのだが、とあるメディアの編集者から「それは違います。アクティブノイズキャンセリングも遅延速度改善もパンデミックとは関係なく、以前から進められていた開発です」と言われてしまった。

それはそうだろうが、パンデミックをきっかけにその開発が大幅に加速したことは明らかであるし、そもそも需要のないところには製品開発もない。

有線、無線問わずヘッドセットやイヤホンは今や「ゲーミングスペック」のものが当たり前のようになっているが、もしもパンデミックがなければこれらの製品は開発されたとしても「eスポーツ選手かガジェットマニア向けのもの」で終わっていた可能性もある。

ここ3年で急速に浸透したキャッシュレス決済と同様の現象が、音響機器にも見られるのだ。

今回取り上げるワイヤレスイヤホン『VOCA』も、パンデミックがなければ「マニアックな製品」と見なされていたかもしれない。

「約1千万種の言語発音特徴をAI学習させることで実現した、新しい声のノイズキャンセル技術Voice Chamber」と出典先のMakuakeのページには描かれているが、これはマイク側のノイズキャンセリングの説明である。

人通りの多い道路や商業施設、飲食店等での通話の際、どうしても「周りの人の声」がマイクにも入ってしまう。では、それをどのようにキャンセリングするのか。

たとえば日本語と英語では、そのアクセントが大きく異なる。それをAIが解析し、「キャンセルするべき声」を判断してよりクリアな通話を実現させる……という、パンデミック前なら間違いなく「マニア向け」と思われてしまうような機能が搭載されているのだ。

もちろん、『VOCA』装着者が聴く側のノイズキャンセリング(アクティブノイズキャンセリング)も備わっている。

最近のワイヤレスイヤホンにはもはや必須の機能になっているアクティブノイズキャンセリングだが、『VOCA』の場合はその時の騒音に合わせてキャンセル強度を自動調整する。

すると、装着者は過度の閉塞感に苛まれることなく、『VOCA』を長時間着用できるとのこと。

ワイヤレスイヤホンと不動産業者

これらの機能はもちろん筆者自身が試してみたが、正直な感想としては「不動産業者を脅かす製品かもしれない」ということだ。

なぜ、不動産業者か?
インプット・アウトプット両方のノイズキャンセリング機能があるイヤホンは、「電源カフェやコワーキングスペースで仕事をするための道具」という側面も持っている。

地価の高い都市に住むスタートアップ経営者や社員は、あまり広い事務所を借りることができない。

従って、全社員を一度に事務所に入れることは叶わず、「お前、イヤホン貸してやるから早いとこカフェに行け」ということになってしまうのだ。これは筆者がフランス在住の友人から聞いた体験談でもある。

しかし不特定多数の人で混み合う場所であっても快適に仕事ができるガジェットがあれば、それに越したことはない。

BGMのかかるカフェで『VOCA』を使ったZoom会議……ということも筆者はやってみたが、他の参加者は筆者からの騒音は殆ど感じなかったそうだ。

無論、筆者自身も参加者からのクリアな音声を聞くことができた。

『VOCA』はオンライン会議に使っても、素晴らしいパフォーマンスを発揮するということだ。

さようなら恋人よ

当然だが、『VOCA』で音楽を聴くという使い方もできる。「できる」というよりは、それが『VOCA』の主戦場のようなものだ。

専用アプリで音質をカスタマイズすることもできる。

が、ここは敢えて箱出し状態即ちデフォルトのままで試聴してみたい。

今回聴いてみた曲は『Bella Ciao』である。極力古い収録を探して、『VOCA』を使って聴いてみた。

『Bella Ciao』は、ウクライナ軍の女性兵士が歌ったことで日本でも知られるようになった。

元々は第二次世界大戦の頃のイタリアで、ナチス・ドイツとムッソリーニのファシスト党に抵抗するパルチザンがこの曲を歌っていた。従って、歌詞にもそのような事情が反映されている。

パルチザンよ、僕を連れて行っておくれ
どうせ死ぬのだから
もしも僕が骸になったら
君が僕を山に埋めてくれ
さようなら、さようなら恋人よ

戦争の最中に恋人との別れを惜しむ歌詞ではあるが、これは決して反戦歌ではない。かといって軍歌でもない。

元からあった民謡の替え歌ではあるが、作詞者は今でも不明である。

これは、今現在のウクライナ人の心情とほぼ重なる。

『VOCA』でこの曲を聴くと、低音、中音、高音がはっきり区別されつつも、互いの明瞭さに殆ど干渉しないパフォーマンスを確認できる。

軽快なギター、五線譜を支えるウッドベース、そして曲を彩るボーカル。『Bella Ciao』は、まるでこれからピクニックに出かけるような曲だということがわかる。

戦争に行く曲なのにピクニック気分?

そうなのだ。あなたがこの一文を不謹慎に感じたのなら、ぜひYouTubeで『Bella Ciao』を探して聴いていただきたい。

やたらと軽くて明るい曲調で、それ故に取り返しのつかない悲しさが秘められているということが理解できるだろう。

マルチポイント接続機能も

なお、『VOCA』にはマルチポイント接続機能も搭載されている。

スマホとPCに同時接続し、必要に応じて接続元をシームレスで切り替えるという使い方ができるのだ。

これなら、オンライン会議が終わった直後にまたスマホで音楽を聴く……ということも簡単にできる。

そんな『VOCA』だが、この記事を執筆している1月11日時点ではMakuakeにて1万5,488円で販売されている。

一般販売予定価格は2万650円。

【参考】
一人ひとりの最適な「サウンド×声」品質へ| AI搭載のワイヤレスイヤホン、誕生。-Makuake

取材・文/澤田真一

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。