コスパに優れたPCを多く展開する国産メーカーとして知られる「マウスコンピューター」は、一般向けパソコンの「mouse」、ゲーム向けパソコンの「G-Tune」、クリエイター向けパソコンの「DAIV」、ビジネス向けパソコンの「MousePro」、液晶ディスプレイの「iiyama」の4ブランドを展開中。本記事では、「G-Tune」ブランドのゲーミングノートPC「G-Tune H5-LC」を実際に試しながら、その特徴をご紹介します。
ゲーミングノートPCというと、PCゲームをヘビーにプレイする人向けというイメージの人も多いかもしれませんが、高い処理能力やディスプレイ性能を活かし、動画編集といったクリエイティブな作業にもおすすめ。ビジネスシーンにおいても、マルチタスクでの運用などが快適に行えるため、作業効率を上げるという意味で有用です。
「G-Tune H5-LC」は、高性能なゲーミングノートPCの中でも、外付けの水冷BOXと接続できる、珍しい仕様の製品。水冷BOXにより、PC本体の内部を冷却することで、高い処理能力を保ちながら、静かに動作するのが特徴となっています。
240Hzリフレッシュレート対応の15.6型ディスプレイを搭載! 深いキーボードの打ち心地は抜群!?
G-Tune H5-LCは15.6型のディスプレイを搭載。ノートPCとしてはやや大きめのサイズになっており、ゲーム画面はもちろん、マルチタスクの作業を行う場合も、視認性を損なわないのが特徴です。解像度は2560×1440、画面比率16:9と、横に広い幅をとったデザインになっているのも、2つ以上のアプリを表示しやすい要因といえます。
複数のアプリを表示しても視認性を損なわないディスプレイサイズ
特徴的なのが、240Hzリフレッシュレートに対応している点。リフレッシュレートとは、1秒間に画面が書き換わる回数を示す数字のことで、数字が大きいほど画面が滑らかに動きます。ノートPC製品で240Hzの高リフレッシュレートに対応しているのは珍しく、ゲーミング製品ならではの特長ではありますが、動画視聴などでもスムーズな映像が楽しめます。
キーボードはテンキー付きの日本語配列。キーピッチは約18.8mmと一般的なサイズ感ですが、特徴的なのが約2mmのキーストロークです。ノートPCとしてはかなり深く沈み込むため、しっかりとキーを打っている感触が味わえるのが魅力的。決してキーが重いわけではないので、軽快にタイピングすることができます。また、ゲーミングノートPCらしく、キーボードはカラフルに光りますが、こちらは設定からオフにすることも可能です。
インターフェースの配置も特徴的で、本体右側面にUSB Type-Aポート×2とSDカードリーダー、左側面にUSB Type-Aポート、ヘッドホン出力ポート、マイク入力ポートを搭載しています。
それに加えて、下の写真のように、背部へ水冷BOX用の接続ポートやHDMIポート、USB Type-Cポート(Thunderbolt 4)、有線LANポートを備えているのも特徴のひとつ。
一般的なノートPCの場合、本体を薄く設計したいといった観点からか、背部にポート類を搭載することは少ないのですが、自宅に据え置いて使うことが多いゲーミングノートPCの場合は、配線がまとまりやすい、背部にポートがあると便利。特に外部ディスプレイや有線LANと接続してPCを使いたいというユーザーにおすすめの仕様となっています。
G-Tune H5-LCの本体サイズは360.2×243.5×28、質量は約2.27㎏。ノートPCとしては分厚く、重めの設計ですが、持ち運べないほどではありません。屋外に持ち運んで使用してもOKですが、自宅内でも位置を変えて使いやすい製品というイメージでしょう。