DIME MAGAZINE
JUKIは3つの新機能を搭載した家庭用小型ロックミシン「Airy(エアリー)MO-3000」を1月11日に発売する。価格は261,800円。
ロックミシンは、布端のほつれを防止するための「カットと縁かがり縫い」を行なうほか、伸縮性のある布の縫い合わせやニットフリルの巻き縫いもでき、家庭用ミシンや職業用ミシンと組み合わせて使用されることが多い専門性の高いミシン。
自動糸調子などユーザーが縫いに専念できる機能を装備
今回登場する「Airy MO-3000」は、前述したように自動糸調子、自動空環カッター、マイクロリフターの3つの新機能を追加した家庭用小型ロックミシン。
自動糸調子は、同社のロックミシンに初めて搭載する機能で、ロックミシン特有の煩雑な糸調子調整を、選択した縫い目の種類、生地の厚み、縫い目長さ、メス幅によって必要な糸量を自動供給することにより、常に最適な糸調子のバランスを保つ。これにより、常に高い縫い品質を得ながらも、糸調子を気にすることなく、ユーザーは縫いに専念することができる。
自動空環カッターは、縫製後に発生する糸(空環＝カラカン)を自動でカットする機能。手元のカットボタンや、足元のフットスイッチでカットできるほか、空環長さを設定して自動でカットすることも可能で、これにより、糸処理操作の煩わしさを改善できる。JUKI工業用ロックミシンで採用している機構を、小型ロックミシンとして業界で初めて(※)搭載した。
マイクロリフター(微量押え上げ)は、厚い素材や滑りやすい素材を縫製する際、押え圧を変えずに、押え高さを微量に上げて縫うことにより、縫いズレすることなく、スムースな送りと美しいな縫い目を実現する機能。JUKI職業用ミシン、家庭用ミシンで好評の機能をロックミシンとして初めて採用した。
このほかにも、ロックミシン特有の複雑で難しい上下ルーパー糸通しを簡単にできる「イージースレッダー(自動ルーパー糸通し)」や、フットコントローラー操作で針が半針上下する「半針スイッチ機能」などを搭載。LEDライトの色設定も可能で、寒色から暖色まで11段階から調整できるので、生地や糸の色の組合せによる見難さも解消することが可能だ。
主な仕様は、縫い速度が最大1,500 針／分、使用糸本数が2／3／4本。かがり幅は4本糸が5～7.5mm、3本糸が左針5～7.5mm、右針3～5.5mm、巻き縫いが2mm。縫い目長さは0.7～4mm(標準2.5mm)。差動送り比は0.7～2.0。外形寸法は幅350×高さ340×奥行き310mm、質量は11.2kg。小回り押え、ひざ上げレバー、針ケースと針、閉じ針、T字ドライバー、六角ドライバー、ピンセット、掃除用ブラシ、コントローラー、付属品袋、糸ゴマ当て座、ルーパー糸通し具、糸かけ案内、糸かけ棒、頭部カバー、布屑受け箱、電源コード、取扱説明書を付属する。
※同社調べ。
製品情報
https://www.juki.co.jp/household_ja/products/list/lock/mo3000.html
構成／立原尚子
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