製品のジャンルに関わらず「地球環境」「サステナブル」について考えることが消費者との信頼関係を構築する上で大切な要素になっています。Cotopaxi(コトパクシ)は、サステナビリティとスタイリッシュさを両立させたアウトドアブランド。ここではその取り組みとその製品について紹介していきます。
“カラフルさ”には意味がある
Z世代が高い環境意識をもつことはよく知られていますが、そんな彼らに人気のアウトドアブランド、それが「コトパクシ」です(※アンデス山脈にある火山から名づけられているそうです)。このブランドが人気なのは、「おしゃれでカラフルな色使い」だけではありません。先述したとおり、環境へ配慮した取り組みが若い世代へ受け入れられているからです。
コトパクシは大手アウトドアブランドがギアの製造途中で余ってしまった残材を回収し、自社の協力工場にて手作業で製品化しています。この残材を組み合わせて作られたのが「DEL DÍA(デルディア)」というバッグのカテゴリーです。
“回収した残材を使って製品を作る”ことは珍しくなくなっていますが、残材をスタイリッシュに蘇らせるというのが、この取り組みの面白いところです。回収した素材は当然、色はバラバラ、大きさも揃っていませんが、それを工場のスタッフが職人ワザとセンスをもって組み合わせてバックパックを製作していくのです。
その結果、同じモデルのバックパックであっても色の組み合わせが違う「世界でひとつしかない」個性的なアイテムが完成します。一点もののため、お店では一期一会。WEBで購入する場合は自宅に届くまでどんな色の組み合わせか分からない、そんな楽しみもできるバックパックです。
さて前置きが長くなりましたが、今回はデルディアコレクションの中からWEBで「ALLPA 42L トラベルパック デルディア」をオーダーして実際にその使用感をお伝えします。届いたのがこのカラーリングです。
背面側がかなり鮮やかな配色で、コトパクシらしい仕上がり。実にいい感じです。ちなみにお伝えしておきますが、このデルディア以外にもカテゴリーがあり、「カダディア」シリーズは配色が決まっていて、自分の選んだカラーのバックパックも手に入れられます。ご心配なく。
さてこのバックパックは42Lの容量があり、2〜3泊分の荷物を収納できます。もちろんこのカラーリングだけが特長のギアではありません。アウトドアのバックパックとしてしっかり使用できる機能を搭載。
ショルダーハーネスにはパッドがしっかりついていて、42L分ぎっしり荷物を入れても、肩にかかる負担を軽減します。
また取り外し可能なウエストベルトも付いているので、重量を分散しつつしっかり体にフィット。簡単なトレッキングならこなせてしまうほど。
別に取り付けられるショルダーベルトがついているので、ショルダーバッグとしても使用できます。
背面はメッシュ素材でムレを防いでくれます。
フロントパネルの四隅にあるループはカラビナなどを取り付けるもの。アウトドアブランドらしさがありますね。
レインバッグも標準装備。雨天時の使用も中の荷物を濡らすことなく使用できます。
荷室はトラベルバッグという名前のとおり、スーツケースのようにガバッと左右に開く機構を採用。小分けして荷物が入れられるように大小のポケットがついています。
ポケットのふたはメッシュを採用し、中が見えやすく整理がしやすい。