請求書払いやスタンプカード機能への今後の利用意向が高い
多くのQRコード決済において、会計時の支払い機能のほかに、個人間送金や請求書払いなどの機能が提供されている。そこで、対象のQRコード決済のアプリ内で利用したことがある機能を調査したところ、「ポイント運用・ポイント投資」(16.0%)が最も高い結果となった。
次いで「公共料金や税金の請求書払い(請求書のバーコードを読み取ることで、店頭に行かずに支払いできる機能)」(10.2%)、「個人間送金(アプリのユーザー同士でお金のやり取りを行う機能)」(8.8%)が続いた。
さらに、QRコード決済のアプリ内で今後利用したい機能を調査したところ、いずれの機能においても、現在の利用率よりも今後の利用意向率が高いことがわかった。
特に、「スタンプカード(対象店舗・商品の購入数に応じて特典がもらえる機能)」や「公共料金や税金の請求書払い」において、現在の利用率と今後の利用意向率との差分が大きい結果となった。今後、アプリを活用した利用シーンの拡大や利便性の向上が期待される。
推奨度が高いほど、対象のQRコード決済の継続利用意向も高い傾向に
対象のQRコード決済において、今後の継続利用意向を0~10の11段階でたずねたところ、 「推奨者」(推奨度が「9」~「10」の回答者) は平均9.5ポイント、 「中立者」(推奨度が「7」~「8」の回答者)は平均7.9ポイント、「批判者」(推奨度が「0」~「6」の回答者)は平均5.8ポイントとなり、推奨度が高いほど継続利用意向も高くなる結果となる結果となった。
<調査概要>
【QRコード決済】
調査対象企業(アルファベット順、50音順):
au PAY、d払い、FamiPay、LINE Pay、PayPay、メルペイ、楽天ペイ
調査対象者:インターネットリサーチモニターのうち上記QRコード決済の利用者
調査方法:NTTコム リサーチ*による非公開型インターネットアンケート
調査期間:2022/10/21(金)~ 2022/10/24(月)
有効回答者数:3,363名
回答者の属性:
【性別】男性:53.5%、女性:46.5%
【年代】20代以下:13.5%、30代:18.5%、40代:25.0%、50代:21.0%、60代以上:22.0%
出典元:NTTコム オンライン
構成/こじへい