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年収1000万円でもお金を貯められない人の特徴

2022.12.29

「年収1000万円」と聞くと、「高収入」「お金持ち」というイメージがある人も多いのではないでしょうか。しかし、実際には、年収1000万円程度ではセレブのような生活を送るには程遠く、むしろ貯蓄ができずに苦しんでいる世帯も多いものです。

ここでは、「年収1000万円でも貯められない人の割合と特徴」を、これまでたくさんの家計相談を引き受けてきた筆者の経験を交えて紹介します。

「年収1000万円」でも貯められない人の割合は?

国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」の「給与階級別給与所得者数・構成比」によると年収1000万円以上の人の割合は全体の4.9% となっています(※1)。

年収1000万円以上の収入を得ている人は、割合として高くないことから、全体からみると限られた「高収入の人」というイメージになるのもうなずけます。

しかし、金融広報委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和3年調査結果」(※2)の、年収1000万円~1200万円未満の世帯を確認すると、金融資産保有額の中央値は1200万円ですが、金融資産非保有の世帯の割合は10.8%、100万円未満(4%)を含めると、14.8%がほぼ貯蓄がない状況であることがわかります。

また、年収1200万円以上の世帯でも、金融資産保有額の中央値は1900万円ですが、金融資産非保有の世帯の割合は8.9%、100万円未満(3%)を含めると11.9%がほぼ貯蓄がない状況になっています。

一般的に「高収入」というイメージのある年収1000万円以上の人ですが、しっかり貯蓄をしている人もいる一方で、およそ10人に1人前後はほぼ貯蓄ができていないのです。

「年収1000万円」でも貯められない人の生活とは?

年収1000万円といっても、実際の手取り収入が1000万円あるわけではありませんから、それほど生活にゆとりがない人も多いものです。

なかでも、これまで筆者がご相談をお引き受けしてきた年収1000万円以上の人のうち、貯蓄が思うようにできていない人には、以下のような特徴が見られます。

■特徴 1)住宅ローンが高い

筆者がこれまでお話を伺った「年収1000万円以上の世帯」の人のなかでも、貯蓄ができていない人によくある特徴のひとつは「住宅ローンが高い」ことです。

収入に応じて住宅ローンの借入限度額は変わりますから、高収入だと高額な住宅ローンを組むこともできてしまう反面、住宅ローンの支払いは一度始まると長期間の返済が続くものでもあります。

一般的に家計というものは「子どもの年齢」や「家族の健康」などによって年々変化するものですが、住宅ローンのように決まった支払いが長期的に続くことになると、家計の変化によって支払いが増加した場合に対応できません。そのため、「住宅ローンが高い」ことが「年収1000万円以上でも貯められない」原因にもなるのです。

■特徴 2)子どもの年齢に対して教育費が高すぎる

筆者がこれまでお話を伺った「年収1000万円以上でも貯められない人」によくある特徴としては、「子どもの年齢に対して教育費が高すぎる」ことも挙げられます。

毎月の手取り収入が比較的高いことから、お子さんの教育にもつい熱が入りやすく、私立の幼稚園や小学校に通いながら、塾や習い事などに複数通っているという人が多く見られます。

一般的に子どもが小学校を卒業する頃までは「貯め期」と言われ、貯蓄がしやすい時期にあたるはずなのですが、「子どもの年齢に対して教育費が高すぎる」人は、貯めやすい時期に貯蓄ができない状況が続きますので、将来的に苦しい家計に陥る人が多く見られます。

■特徴 3)あらゆる支出のサイズが大きい

筆者がこれまでお話を伺った「年収1000万円以上でも貯められない人」によくある特徴としては、「あらゆる支出のサイズが大きい」ことも挙げられます。

日々仕事に忙しくしている反動もあり、水道光熱費を節約するといった意識をもつことができない人も多く、外食やレジャーに出かける頻度も多く、日々コンビニ通いなどが習慣になっているといった人もいます。

一般的な収入のご家庭と比べて、あらゆる支出のサイズがまんべんなく少しずつ大きいため、「贅沢しているつもりはないけれど貯まらない」といった感想を持つ人も多く見られます。

■特徴 4)大きな支出が多い

「年収1000万円以上でも貯められない人」に意外と多い特徴としては、「大きな支出が多い」ことも挙げられます。

一般的な収入のご家庭でも、固定資産税や車検といった比較的まとまった大きな額の支出はある人が多いのですが、「年収1000万円以上でも貯められない人」は、そのような大きな支出の頻度が高い傾向にあります。

スマートフォン、エアコン、テレビ、パソコンなど、やや高額な商品であっても、金額を気にせず購入し、あとから支払い請求額にびっくりしたり、なかには友人などのすすめから高額なセミナー等の契約を安易に決めてしまう人もいます。

子どもの教育費でも、一般的な収入のご家庭では塾の担当者と話して「ここまでなら支払える」という範囲で計画する人が多いのですが、年収が高いことに油断をし、夏期講習や冬期講習などを盲目的にほぼ上限いっぱいまで契約する人も多く見られます。

年収1000万円でも「豊か」とは限らない

先ほど紹介した金融広報委員会の調査結果をさらに詳しく見ていくと、年収1000万円~1200万円未満の世帯のうち、金融資産保有額の過半数を超えるラインは、「金融資産保有額1000万円~1500万円」です。年収1200万円以上の世帯でも、金融資産保有額の過半数を超えるラインは、「金融資産保有額1500万円~2000万円」です。

つまり、年収1000万円を超えている人でも、貯蓄があるとしても「1500万円以下」「2000万円以下」にとどまっている人が半数以上なのです。

「それだけ貯蓄があれば充分。老後まで安泰だ」と考える人もいるでしょうが、「意外と年収1000万円以上でもお金持ちとまでは言えない人が多い」というのが現実的なところです。

年収1000万円以上の収入があっても「豊か」であるとは限りませんので、高収入であることに油断することなく、堅実な家計管理をすることが大切です。

※1 国税庁の「令和3年分 民間給与実態統計調査」の「給与階級別給与所得者数・構成比」
※2 金融広報委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和3年調査結果」

※データは記事執筆時点での情報。公開後に制度や内容が変更される場合がありますので、最新の情報についてはホームページなどでの確認をお願いします。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。

文/家計簿・家計管理アドバイザー あき
著書に「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖(講談社の実用BOOK)」「スマホでできる あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他 


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