アウトドア人気の勢いが止まらない。日本オートキャンプ協会「オートキャンプ白書2022」によると、2021年のオートキャンプ参加人口は前年比123%の750万人へ伸長。ブームに乗って、キャンプ飯のシーンでは、ひと振りするだけで料理の旨味が増す、万能スパイスとも呼ばれる〝アウトドア調味料〟が人気となっている。
アウトドアクッキングの第一人者が味をチェック!
「アウトドア調味料とは、コレひとつで味つけが完結するよう配合した粉末の混合調味料『シーズニング』のこと。塩、胡椒のほか、ニンニクを利かせるなど旨味成分を配合しているのが特徴です」。そう語るのは、アウトドアコーディネーターの小雀陣二さん。
火付け役は和歌山県のアウトドアショップ「Orenge」が開発した『ほりにし』だ。〝中毒性が高い〟と口コミで評判となり、YouTube関連動画の再生回数は100万回を突破。そのあまりの人気ぶりからローソンと『ほりにし』味の『からあげクン』を共同開発するなど、コラボ商品も登場。宮崎県の精肉店が考案した『マキシマム』、福岡県の老舗2社がコラボした『黒瀬のスパイス』とともに〝アウトドア調味料の御三家〟と呼ばれている。
「どれも日本人の味覚を意識して醤油を使っていることもポイント。素材にかけて焼く、食べる時にかけるなど使い方は様々。肉、サラダ、炒飯など食材や料理も選びません。味の甲乙はつけがたいですね。ご自身の舌でお気に入りを見つけてください」(小雀さん)
ほかにもキャンプ芸人が監修したものやアウトドアブランドのオリジナルなど、新たなアウトドア調味料が続々誕生している。
アウトドアコーディネーター
小雀陣二さん
場所や季節を問わずにアウトドア料理を提供するオールラウンダー。
レモンを添えた鶏肉など洋風料理に
累計販売本数は何と200万本超え!
HORINISHI『ほりにし(100g)』842円
アウトドアショップ「Orange」のマネージャー、堀西晃弘さんが5年をかけて開発した万能調味料。2019年4月に発売され、累計200万本超を売り上げた。
〈Kosuzume CHECK〉クセのない洋風な味つけが特徴
20種以上の素材をブレンド。旨味の秘密は粉末醤油、ミルポアパウダー、チキン調味料など。あえて言うなら洋風な料理向きです。
ドレッシング代わりに!
宮崎県のお肉屋さんが考案したご当地調味料
中村食肉『魔法のスパイスマキシマム(150g)』550円〜
地元・宮崎県では知らない人はいないといわれる定番品。ステーキからサラダにまでどんな料理にも合う。ふりかけとして卵がけごはんに合わせても絶品!
〈Kosuzume CHECK〉和洋の素材を使ったパンチの効いた味わい
野菜粉末、粉末醤油、かつお調味粉末などがヤミツキになる旨味のポイント。ニンニクの風味もほどよく、和洋折衷の味わいです。
肉のおいしさがワンランクアップ!
福岡県のお肉屋さんと佐賀県の醤油メーカーが共同開発
かしわ屋くろせ『黒瀬のスパイス(110g)』620円
1950年創業の鶏肉専門店のオリジナル商品で、佐賀県に蔵を構える宮島醤油が製造する。15種類以上の原材料を配合。下味から風味つけにまで使える。
〈Kosuzume CHECK〉決め手はこだわりの醤油!
醤油粉末が食材の旨味を引き出すから何にでも合わせやすい。お肉屋さんのオリジナルということもあり、肉料理との相性は抜群!
取材・文/安藤弘政
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2022年10月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。
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