ショートムービーを視聴・投稿できるSNSプラットフォームの代表格として高い人気を誇るTikTok。その認知率および利用率は、性別・年代別でどのような違いがあるのだろうか?
NTTドコモ モバイル社会研究所はこのほど、2022年1月にスマホ・ケータイ所有者のTikTok利用動向について調査を実施。その結果をグラフにまとめて発表した。
年々増加するTikTok利用率、全体では8.5%だが10代では約4割
TikTokの全体での利用率と10代の利用率の推移を2019年から2022年まで見ていく。
2019年の全体の利用率は2.7%で10代(男女全体)の利用率は14.6%。2020年の全体の利用率は3.9%で10代の利用率は20.8%。2021年の全体の利用率は6.6%で10代の利用率は31.1%。そして2022年の全体の利用率は8.5%で、10代の利用率は39.3%だった。10代(男女全体)の利用率は年々約10ポイントずつ増加している。
図1.TikTok全体・10代利用率の推移
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答]
TikTok認知率は約7割・利用率は10代女性が約半数
続けて、性年代別にTikTokの認知率と利用率(月1回以上利用)を見ていく。全体ではTikTokの認知率は約7割だった。特に10代男女の認知率は約9割、20~30代女性は約8割の認知率だった。
認知率は全体で約7割と高かったが、利用率は全体で8.5%だった。性年代別の利用率では、10代女性が46.2%と半数近くが利用していた。また10代男性が32.1%、20代女性が19.7%と高く若年層に人気があることが伺えた。
図2. 性年代別TikTok認知率
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=6587]
図3. 性年代別TikTok利用率
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=6587]
<調査概要>
調査方法:WEB
調査対象:全国・15~79歳男女
有効回答数:7,050
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期:2022年1月
出典元:NTTドコモ モバイル社会研究所
構成/こじへい