社員間の交流が少なくなりつつあるこの時代、それを逆手に取ったZ世代向けの企画や地域性を生かしてコミュニケーションを活性化させる企業が登場。
一体どんな福利厚生なのか?
はたらクリエイト
サウナ、水風呂、外気浴! 会社で〝ととのう〟
社内サウナ小屋
【内容】24時間利用できるサウナを設置。利用者は薪を使って室内を温め、水風呂の準備をする。当然、片づけも各自で行なっている。
長野県佐久市のオフィスにサウナ小屋ができたのは昨年1月。
「詰めれば5人ほど入れる程度の広さです。当初の利用率は1割ほどでしたが、社内のサウナ好きが『サウナ部』を立ち上げたのをきっかけに、現在は3割程度までアップしました」
活用方法は幅広い。
「社内の交流を深めるだけにとどまらず、社員の家族同士の交流、さらには取引先や他社のサウナ好きの方と〝裸のつきあい〟をする中でビジネスの話にもつながっています」
サウナで新たな発見も。
「スマホもパソコンも使えない環境で話をすることが大事だと実感しました。仕事以外の話をすることで、相手への理解がより深まるのです。結果としてビジネスの話がスムーズに進みやすい。そういう意味でもサウナ小屋を建ててよかったですね」
基礎の部分を業者にお願いした後、小屋は社員と地域の住民が一緒に組み立て。
サウナで仲を深めた地元住民と一緒に作ったコーワキングスペース「GoKaLab.」。
サウナの隣には焚き火台やピザ窯があり、薪の火を囲みながら皆で食事も楽しめる。
[社員の声]
取締役CMO 柚木 真さん
あまり交流のなかった社員同士が話すきっかけになることも。これからの季節は雪が積もる中の外気浴が最高!
その他
社員の家族やペットを飼っている人にうれしい制度など、ここまで紹介したジャンルに当てはまらない独創的なものはこちら!
取材・文/渡辺雅史、齋藤めぐみ イラスト/小島サエキチ