街中ではクリスマスソングが流れ、ホリディシーズン。クリスマスディナーを楽しむ人もいるが、新型コロナウィルスの影響で家飲みが増えた昨今。ホリディシーズンに最適!家で飲めるクリスマス仕様のおすすめビールを紹介する。
毎年異なるツリーデザインの「Christmas Ale(クリスマスエール)」
125年の歴史あるサンフランシスコのクラフトブルワリー「アンカー・ブルーイング」。このブルワリーから毎年ホリディシーズンに発売されているビールが「クリスマスエール」だ。
48年間毎年発売されており、木のデザインのラベルが特徴。しかし、このラベルに描かれる木は実は毎年異なり、2022年は「Blue Gum Tree(ブルーガム)」。近年日本でも人気を博しているユーカリ属の木のイラストになっている。
テイストも毎年異なるシークレットレシピだが、冬のフルーツやハニーサックルを使用した、ホリディシーズンにぴったりの少しスパイスが効いたビールになっている。
カラーは濃いブラウンだが、スタウトのような濃厚なテイストではなく、ほのかに甘く飲みやすい。日本のビールよりもスパイスが効いているため、少し養命酒のようなテイストを感じるかもしれないが、ビールカクテルのようでお酒が苦手な人でも飲みやすいビールになっている。
355mlの通常サイズのほかにも、1.5lの大容量なモノもあり、パーティーのお土産として最適だ。
クリスマスらしいラベルが目を惹く「Holiday Cheer(ホリディチアー)」
テキサスビールの代名詞的存在「Shiner Bock 」を醸造するスペッツル・ブルワリーが発売するホリディビール「シャイナーホリディチアー」
ダークブラウンの「デュンケルスタイル」のビールで、アルコール度数は5.4%。ピーチやピーカンナッツの甘いフレーバーで飲みやすいビールになっている。
ラベルがクリスマスらしく、ビール好きの友達へのプレゼントとしても喜ばれるビールだ。
甘くて飲みやすい「Christmas Cart(クリスマスカート)」
15バレルからスタートし、今ではロサンゼルスの人は知らない人はいない!というほど有名になったゴールデンロードブルーイングが発売する、クリスマスシーズンビール「クリスマスカート」。
ほのかに赤いビールで、クリスマスらしくシナモンやナツメグのスパイステイスト。
アルコール度数6%だが、フルーティーで甘く、ビールというよりスパークリングワインに近い味わい。ビールが苦手な人でも飲みやすくパーティー向きのビールだ。
ホリディビールでは珍しいIPAの「Celebration Fresh Hop IPA(セレブレーションフレッシュホップIPA)」
カリフォルニア州東部にある「シエラ・ネバダ山脈」から名付けられたブルワリー「シエラ・ネバダ・ブルーイング」。カリフォルニアらしくホップが効いたグリーンのラベルの「シエダ・ネバダ・ペールエール」が有名だが、サマーブレイクIPAやパワーディIPAなどシーズナルビールも多く手掛けている。
そして、12月のホリディシーズンのシーズナルビールが「セレブレーション・フレッシュホップIPA」だ。ホリディビールのスタイルはフルーティーでホップがあまり強いものは少ないが、シエダネバダのホリディビールはIPAスタイル。
1983年から毎年冬のシーズン販売されており、まったくレシピを変更していないという。
厳選されたホップを使用しているだけあり、ホップが効いたパンチあるテイスト。ビールにこだわりがある人に贈りたいビールだ。
ラベル買いしたくなる「Winter Solstice Ale(ウィンターソルスティスエール)」
1987年創業と歴史ある醸造所で作られる冬限定のビール。このブルワリーのキャラクターはクマに鹿の角があり、かわいらしく、もちろん、この冬限定のビールのラベルにもこのキャラクターは登場。ラベル買いしたくなる商品だ。
ホップは抑えられモルティで甘めなテイスト。濃いアンバーカラーでヨーロッパスタイルのビール好きの人向き。肉料理に合わせて飲みたいビールだ。
コロナ渦でもホリディ気分を味わおう
まだ手放しでクリスマスを楽しめる雰囲気ではないかもしれないが、特別な日を特別な人と家で楽しむ人も、友達や家族とワイワイパーティーをする人も、いつもと違うビールでクリスマス気分を一層盛り上げてみてはいかがだろうか。
文/舟津カナ
編集/inox.