コロナ禍やウクライナでの戦争を背景に値上げラッシュが相次いでいる。値上がりが短期間に集中して起きているため、増えた支出を副業でカバーしたいという人も多いのではないだろうか。では現在副業をしている人は実際どのくらい稼げているのだろう。
フォーイットが運営するWeb3メディア「Mediverse(メディバース)」は、『副業に関するアンケート』を独自で行い、調査結果をグラフでまとめた。
30~40代の働き盛り世代がもっとも副業率が高く副業収入額を牽引
8割の人が「副業はしていない」とする一方で、副業収入のある人のうち「~10万円」は15%以上を占めていた。また「101万円以上」の副業収入を得ているという回答も見られる。
なお、ボリュームゾーンは、「1万円未満」8.20%に続き、「1~3万円」5.00%となっており、本業収入に比べるとお小遣い稼ぎ程度の金額であるようだ。
年代別に見ると、30代は「副業をしていない」と回答する割合がもっとも少ない66.67%に留まっており、裏を返すと、3人に1人以上はなんらかの副業収入を得ていることになる。
なお、副業収入額別に見ると、副業収入を得ている人のうち4人に1人は「4~10万円」と回答していた。
副業収入額はいずれの年代でも「1万円未満」が最多数となっており、60代以上を除くすべての世代が全体平均の8.20%を上回っている。
世帯年収別に見ると、700万円~1,000万円の年収層は、4人に1人以上がなんらかの副業収入を得ており、うち75%は「~10万円」に集中していた。
また、副業収入額で見ると、「1万円未満」および「31~50万円」がもっとも多かったのは500万円~700万円の年収層、「1~3万円」は300万円未満の年収層、「4~10万円」および「21~30万円」は700万円~1,000万円の年収層、「11~20万円」は300万円~500万円の年収層となっており、年収層により副業収入額にバラつきが見られた。
30代・40代が興味を持つ暗号資産関連の副業TOP3は「投資」「アフィリエイト」「NFT」
僅差でもっとも多かった「その他(自由回答)」35.69%の内訳を見ると、うち83.30%は「暗号資産には興味がないorやらない」に分類される回答をしており、この割合を換算すると全体の29.73%に相当する。
そのため、自由回答者の内容を踏まえると、「暗号資産投資(長期保有・レンディング・DeFi)」32.40%、「暗号資産には興味がないorやらない」29.73%、「SNSやブログを通してアフィリエイト」22.20%となる。
年代別に見ると、「暗号資産投資(長期保有・レンディング・DeFi)」にもっとも高い興味を持っていたのは、40代37.86%、続いて僅差で30代37.78%であった。
また、「SNSやブログを通してアフィリエイト」にもっとも高い興味を持っていたのは、20代50%で、続いて40代36.89%、30代33.33%が並んだ。
なお、「ブロックチェーンゲーム(NFTゲーム)」「暗号資産ライター」「NFTの転売」「NFTの制作クリエイター」の4項目においてもっとも高い興味を持っていたのは、いずれも30代であった。
世帯年収別に見ると、「その他(自由回答)」を考慮しない場合、いずれの年収層でも「暗号資産投資(長期保有・レンディング・DeFi)」が首位を占めている。
さらに、世帯年収に比例してこの割合は高まっており、1,000万円以上の年収層では約半数にまで達していた。
一方、「SNSやブログを通してアフィリエイト」の割合がもっとも高かったのは500万円~700万円の年収層で、「NFTの制作クリエイター」の割合がもっとも多かったのもこちらも年収層であった。
調査概要
対象者:全国の20歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全47都道府県
調査方法:ネットリサーチ
調査実施日:2022年10月31日
調査メディア:Mediverse
出典:https://www.for-it.co.jp/mediverse/results/crypto-survey-221111
構成/Ara