フリーアドレス時代に向けて、オフィスチェア―も進化
「サステナブルオフィスコンセプト」でアクティビティのユニット変更をすれば、当然チェアーやソファーもそのアクティビティに合ったものに買い替えなければならない。しかしコクヨでは、パーツの組み換えなどを工具無しでできるようにして、ひとつのソファーやチェアーが何通りにも使えるような商品を発売している。
コクヨが2023年1月上旬から発売する可変型ソファー「OSFA(オスファ)」は、ワークシーンの変化に長く寄り添うことを目的とした可変型ソファー。
パーツを自由に組み合わせて好みの形状のソファーを作ることができ、アクティビティに合わせて変更が可能。
コクヨが2022年12月20日に発売した「Liite(リーテ)は、工具不要でさまざまにカスタマイズできるチェアー。
背はクッションタイプと樹脂タイプがあり、脚は4本脚、キャスター脚、昇降脚、木脚の4パターンから選べる。カラーバリエーションも豊富。
クッションタイプの背もたれから樹脂タイプの背もたれへの変更も簡単。
望ましい働き方は、十人十色ではなく「一人十色」
「快適に働けて成長を実感できる環境に人は集まる。しかし一人のワーカーの望ましい働き方は、必ずしも同じではない。十人十色ではなく、一人十色。日ごと、週ごと、年ごとに変わるので、その時々に合わせてサポートしていく必要がある」」と語るのは、コクヨ 執行役員 ファニチャー事業本部副事業本部長兼ものづくり本部長、森田耕司氏。
ワーカーと同じようにオフィスも、その時々で望ましい使われ方が変わる。2023年はその傾向がいっそう顕著になり、「変化を前提としたオフィス」は常識になりそうだ。
取材・文/桑原恵美子
取材協力/コクヨ