空き瓶が加湿器になる!雑誌付録の「USB携帯型スティック加湿器」が超便利だった
暖房シーズンに突入すると悩まされる、室内の乾燥対策。
エアコンやヒーターと加湿器を併用している人は多いかと思いますが、1人で過ごしているときは電気代も気になるところですよね。とはいえ、湿度不足は健康にも美容にも良くありません。
そんなときには、ミニマムに使える小型の卓上加湿器はいかがでしょうか?
というわけで今回は、DIME最新号付録「携帯型スティック加湿器」をご紹介。加湿器販売経験のある筆者が実際に使ってみたガチレビューをご紹介します。
DIME1月号付録「携帯型スティック加湿器」の基本スペック
毎号ちょっとユニークな付録がついてくるDIME1月号の付録は、USBで使用できる携帯型スティック加湿器です!
【携帯型スティック加湿器のスペック】
- 内容物:給水スティックA(長)、給水スティックB(短)、ヘッド部C、筒D、筒E、USBケーブル
- 給電方法:USB Type-A(5V1A)
- サイズ:給水スティックA使用時の全長約21.5cm、給水スティックB使用時の全長約13.5cm、ヘッド直径約5.5cm
(※全て実寸のため誤差の可能性あり。サイズについて詳しくは後述しています。)
- 機能:連続運転/間欠運転(停止と稼働を繰り返す)の切替あり、連続運転8時間/間欠運転16時間で自動電源オフ
- 加湿方式:超音波式
外箱はかなり大きく、付録とは思えぬ存在感を放っています。パッケージ裏には使用上の注意が詳しく書かれているので初めて使うときは必ず一読しましょう。
給水スティックなどはセットされた状態で梱包されているので、開封時の内容物はこちらだけです。
バラすとこんな感じ。
給水スティックA(ロングタイプ)が1本、給水スティックB(ショートタイプ)が1本、ヘッド部C、筒D(底が抜けている方)が1本、筒E(底がある方)が1本、USBケーブル、が入っています。
特に記載はありませんでしたが、筒Eの底にはバネのような部品が入っていました。
固定されているわけではなさそうだったので、スティックを取り替えるときなどになくさないように気をつけた方が良いと思います。
給電はUSB Type-A。ヘッド本体にMicro USB Type-B端子の差し込み口があり、その横に電源ボタンがついています。
ヘッドの上部にはDIMEのロゴと噴出口があります。
携帯型スティック加湿器を色々なシーンで使ってみた
早速使ってみましょう!
【携帯型スティック加湿器の使用方法】
①給水スティックを水に浸けてしっかり湿らせる
②筒の中に給水スティックを入れてヘッドにセットする
DIME付録の携帯型スティック加湿器は使用する容器に合わせて長さが変えられるのが特徴です。
- ロングの場合→ヘッド+筒2つ+給水スティックロング
- ショートの場合→ヘッド+筒1つ(底がある方のみ)+給水スティックショート
を使用します。
参考までに、実寸サイズを測って比べてみました。
ロングの全長は約21.5cm、ヘッドを除いた部分の長さは約18cm。
ショートの全長は約13.5cm、ヘッドを除いた部分の長さは約10cmです。
ヘッドの直径は約5.5cmくらいで、筒の太さは約1.7~8cm程度。素人採寸につき、誤差の可能性はご容赦ください。
ペットボトルを使用する場合、飲み口がグローバル基準であれば対応しているということでした。
ちなみにヘッドの下の方にあるギザギザはペットボトルに回し入れるためのものではなく、滑り止めのためについているそうなので注意しましょう。ピッタリはめようとして無理に押し込むと破損の恐れもあります。
筒同士や、筒とヘッドも回して連結させるのではなく、カチッとはめこむ感じでした。
③ヘッドのMicro USB Type-BコネクタにUSBケーブルを差し込む
④USBケーブルType-A端子を電源に差し込む
モバイルバッテリーやノートPCのUSBコネクタでも使用可能です
⑤水道水を入れた容器に携帯型スティック加湿器を差し込んで、電源ボタンを押す
ブルーのLEDライトが光ったら通電した合図です。
作動中は「シュー」というミストの微かな音がする程度で気になるほどではありません。卓上の超音波加湿器は意外と機械音がうるさい場合があるので静かで驚きました。
加湿するためには肝心のミストも、想像よりずっと勢い良く出てきます。
部屋の隅に置いたらたちまちモクモク煙ってしまうくらいなのですが、写真で伝わるでしょうか…(笑)
ノートPCから給電可能なので、テレワークの乾燥対策にも良さそうです。
運転モードは電源ボタンを押すごとに、連続運転→間欠運転→電源オフ→連続運転…と切り替わるようになっています。
小型の割にパワーがあるのは良いのですが、デスク周りだとミストによる湿気が少し心配になります。
実は超音波式加湿器は特にミストが下に落ちやすく、「加湿器のせいで床や布団がビチャビチャになってしまった」という悩みが多いのがこのタイプです。
小型なのでビチャビチャとまではいかないと思いますが、電化製品や精密機器、書類などには注意して、近くには置かない方が良いでしょう。パッケージにも耐湿性の低いものの近くで使用する際は注意するようにとの記載がありました。
また、ヘッドに重みがある細長い形状なので、万が一の転倒のリスクも気になるところ。デスクでは転倒防止のために、軽いペットボトルではなく瓶などの重い容器を使った方が良いかもしれませんね。
さて、変わってこちらはショートタイプのスティックを使用したバージョンです。
短い方の給水スティックを使用するときは、筒Dを取り外して筒Eに給水スティックBを入れ、直接ヘッドにつければOK。その他の使用方法は変わりません。
給水スティックの長さと稼働時間は関係ないので、こちらのように幅があって水がたっぷり入る容器を使用すれば長時間の加湿も可能です。個人的にはショートの方が安定感があって好みです!
ベッドサイドなどのちょっとしたスペースにもおすすめです。
容器はロング・ショートともに家にあった空き瓶を使用しました。手持ちの容器がそのまま加湿器として使えるのは便利ですね。参考までに、今回使用した容器のサイズはこちらです。
- ロングに使用した瓶→高さ約21cm、口の直径約2.5cm
長さはちょっと足りないくらい。口の幅は丁度よいサイズでした。
- ショートに使用した瓶→高さ約10cm、口の直径約6cm
こちらは斜めに立て掛けているような感じでした。
【携帯型スティック加湿器の良いと思ったところ】
- モバイルバッテリーやノートPCから給電できる
- 給水スティックの長さが2段階に変えられる
- 手持ちの容器で使える
- 作動音が比較的静か
- 小型の割にミストがパワフル
- 車内の乾燥対策に使える
給水スティックの長さが2パターンあって、手持ちの容器でさっと加湿できるのはすごく良いと思います!自宅に1人しかいないときや、オフィスでの作業にも重宝しそう。
車内ではまだ試していませんが、冬場に車の中で暖房をつけると乾燥がすごいのでUSB給電が使えるのはかなり嬉しいです。ドリンクホルダーに収まるので車内で転倒の心配がないところも良いですね。
【携帯型スティック加湿器の惜しいと思ったところ】
- 超音波式のため周りが濡れることがある
- ペットボトルの場合、水が減ってきたら安定が悪くなりそう
加湿方式が超音波式なので、超音波加湿器のデメリットがそのまま当てはまるのは仕方ないでしょう。本品の周囲には濡れては困るものは置かないことを強くおすすめします。
ウレタン塗装がされていない木製家具なども危険なので、どうしても置きたい場合は耐水のランチマットなどを敷いた上に置くと良いかもしれません。
また、加熱処理をしないため、機器自体が不衛生だと繁殖した雑菌がそのままミストになって空気中に舞うことになるので注意してくださいね。
スティック型のデメリットとしては、ペットボトルで使用した場合の不安定さかな、と思います。水が減ってくるとヘッドの重みで転倒しやすくなるので、心配な人は重さのある容器で使用するようにしましょう。
以上、携帯型スティック加湿器を使用してみたガチレビューでした!
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.