多種多様なテイストに挑戦!カクテル
カクテルはワインやビールなどの醸造酒とは違ってアルコール発酵の必要がなく、ノンアルコールテイストがつくりやすいといわれる。お酒の代替としてはもちろん、飲みやすいので普段お酒を飲まない人が、アルコールを楽しむ〝取っ掛かり〟として試してみるのもアリだ。
ノンアルカクテルの老舗ブランド
サントリー『のんある気分 カシスオレンジ ノンアルコール』
オープン価格(実勢価格約132円)、350ml
2011年より発売のノンアルコールブランド「のんある気分」より、2021年にリニューアルされたフレーバー。カシスとオレンジのバランスを追求し、甘酸っぱさが心地よい味わいを実現。
〈SATO’S Tasting〉
試飲の際は温度の影響もあると思いますが、甘味を強く感じました。もう少し酸味とのバランスがあればよかったように感じます。特によかったのは香り。カシスオレンジを再現しており、十分に楽しめそうです。
メルシャン初のノンアルサングリア
メルシャン『モクバル』参考価格各320円、250ml
昨年6月にメルシャン初のノンアルコールサングリアとして発売。11月には早くもリニューアルを行ない、果実感とハーブ・スパイスのバランス、甘さと酸味のバランスを向上させている。
〈SATO’S Tasting〉
ワインを特別な製法で凝縮してつくった〝ノンアルコールのワインエキス〟を使用することで、ワインの複雑な味わいや余韻が表現されています。味わいのバランスがよく、万人受けしそうです。
ハイボール代わりに飲める炭酸水
クオス『炭酸水クオス ハイボールフレーバー』オープン価格(実勢価格約130円)、500ml
香りと色以外の添加物を使用せず、水本来の旨さとガスの強さを生かしてハイボールの代わりにおいしく飲める炭酸水として開発。香りは「ウィスキー博物館」館長・高嶋甲子郎氏が監修した。
〈SATO’S Tasting〉
ノンアルコール飲料ではなく、炭酸水に近い。ハイボールの代わりとして飲むのではなく、割り材として活用するのが正解だと思います。香りはよいのですが、もう少し味わいにウイスキー感が欲しいところです。
梅酒のような本格的味わい追求
サントリー『まるで梅酒なノンアルコール』希望小売価格210円、350ml
2011年発売の隠れたロングセラー商品。梅酒から深みのある味わいと、まろやかな香りを抽出。本格的な梅酒の味わいを追求し、じっくり漬け込んだ梅酒のような味わいを実現している。
〈SATO’S Tasting〉
梅酒の味わいがしっかり表現されています。コクと甘味が豊かで、味わいのバランスが非常にいい。ロックにしたりソーダで割ったりと、いろいろな楽しみ方ができるのがいいですね。値段も手頃で好印象です。
取材・文/高山 惠
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2022年10月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。