ジョギング/ランニング人口の推計は、2020年に過去最高の1055万人に上った。関連するWebサービスやアプリが多数登場する中、ユニークな体験を提供するのがグロースケイパビリティ社が11月にリリースした「Run Crew」だ。
あらゆるビジネスに応用可能なエッセンスとは?
「Run Crewが他のランニングアプリと比較してユニークであるのは『同じ走力のユーザーと速さを競い合える』『ギルドで力を合わせてランキングを競い合う』という点です(同社)」。
仲間がいることで励まし合ったり、苦労や喜びを共有できる。ライバルや共通の目標があれば、さらに結束は高まり、個人のモチベーションも上がるだろう。コミュニティと競争の要素を、オンラインのサービスに巧みに組み込んだモデルは、さまざまな分野のビジネスに応用できる。
例えば、数学の問題解答を学力別のカテゴリに分けて競うなど、学習領域でのチーム対抗戦は検討できそうだ。チームで行うダイエットのサービスはすでに登場しているが、栄養バランスやプログラムの進捗で数値化して、チーム同士が競うような仕組みもあり得る。
スタンプラリーや謎解きゲームにチーム対抗の要素を加えれば、旅行やエンタメの領域でも新しいコンテンツができるだろう。
上級者だけでなく、あらゆるユーザーを包括する仕組みも、よく練られているようにみえる。
皆さんのビジネスに取り入れられるエッセンスがないか、ぜひいちど考えてみてはどうだろうか? 顧客や組織に、新しい体験を提供するためのヒントが得られる。
●市民ランナーのためのチーム対抗型ランニングアプリ「Run Crew」が11月8日に正式リリース決定!
取材・文/ソルバ!
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