LGが黒の表現力を高めるNano IPS Blackを採用した31.5型4K液晶モニター「32UQ850-W」を発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、31.5型4K液晶モニターの新製品として、Nano IPS Blackを採用した「32UQ850-W」と144Hz表示に対応した「32UQ750-W」を11月下旬に発売する。価格はオープン。予想実売価格は「32UQ850-W」が110,000円前後、「32UQ750-W」が85,000円前後。

32UQ850-W〜DCI-P3 98%(標準値)の高い色再現性も実現

色の純度を高めるNano IPSに黒を強化した技術Nano IPS Blackを採用した4Kモニター。黒の表現力を高め、より暗部の再現性を追求したことで、コントラスト比が2000:1に向上し、4Kの画像や映像をさらに自然に表示することができる。

また、4KのHDRのマスタリングに最も広く使われており、映像や画像のクリエイターにとって、業界標準と位置づけられているDCI-P3 98%(標準値)の高い色再現性も実現。HDR再生においては、VESA DisplayHDR 400の認証を取得し、高輝度による高い表現力で､質の高いHDR映像を表示することができる。

さらに、USB Type-Cを搭載し、PCとUSB Type-Cケーブルを接続するだけで、映像+音声データ(DP Alt Mode)、PCの充電(USB PD)、データ転送が可能。KVMスイッチも内蔵しているので、PC1台をUSB Type-Cに接続して、もう1台のPCを映像入力端子(HDMI、DisplayPort)とUSBアップストリーム端子(USB2.0)に接続すれば、モニターのダウンストリーム端子に接続したUSBデバイス(キーボードやマウス、USBストレージなど)やネットワーク通信、音声(内蔵スピーカーまたはヘッドホン端子に接続したオーディオ機器)を2台のPCで共有できる。

主な仕様は解像度が3,840×2,160ドット、パネルタイプがIPS (Nano IPS Black)、表面処理がアンチグレア、輝度（標準値）が400cd/m2、コントラスト比（標準値）が2,000:1、応答速度が5ms（GTG）、視野角が上下左右178度、表示色が約10.7億色。インターフェイスはHDMI入力×2、DisplayPort入力×1、USB Type-C×1、USBアップストリーム×1、USBダウンストリーム×2、ヘッドホン出力×1を装備し、5W+5Wスピーカーも内蔵。本体サイズは714×488～598×239、重量は6.9kg（ともにスタンド含む）。

32UQ750-W〜低解像度映像も高精細に表示できるSuper Resolution+搭載

スタンダードモデルでありながら、4K/144Hzに対応し、映像の補正技術を自動的にオフに切り換えて遅延を最小限に抑えるDASモードや､映像出力側のフレームとリフレッシュレートを同期させてゲーム映像のズレ（ティアリング）やカクつき（スタッタリング）を抑えるAMD FreeSync Premiumテクノロジー（VRR）、暗い部分を明るく表示させるブラックスタビライザーなど､充実したゲーミング機能を搭載したモデル。

また、HDRに対応するほか、DCI-P3を90%カバーし、低解像度の映像も高精細に表示できるSuper Resolution+も搭載。さらに、ブルーライトを抑えるピクチャーモードや､フリッカー（ちらつき）を抑える調光方式も採用した。

主な仕様は解像度が3,840×2,160ドット、パネルタイプがVA、表面処理がアンチグレア、輝度（標準値）が400cd/m2、コントラスト比（標準値）が2,500:1、応答速度が4ms（GTG）、視野角が上下左右178度、表示色が約10.7億色。インターフェイスはHDMI入力×2、DisplayPort入力×1、USB Type-C×1、USBダウンストリーム×2、ヘッドホン出力×1を装備し、5W+5Wスピーカーも内蔵。本体サイズは714×488～598×239、重量は8.7kg（ともにスタンド含む）。

製品情報
https://www.lg.com/jp/monitor/lg-32uq850-w
https://www.lg.com/jp/monitor/lg-32uq750-w

構成／立原尚子