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長時間の無駄な会議が変わる!レゴブロックを使った会議メゾット「レゴシリアスプレイ」とは?

2022.11.25

(写真提供)ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツ

近年、働き方における生産性の低さが指摘されている。その大きな一因として挙げられるのが、日本企業にはびこる長時間に及ぶ会議。会議がもっと生産性が高く実りあるものになれば、もっと日本の企業は働きやすくなることは間違いない。

そんな中、レゴブロックを用いた会議メゾット「レゴシリアスプレイ」が大きな注目を集めている。子どもの頃に遊んだレゴがなぜ、会議メゾットに役立つのか?どうやらレゴを用いて作品をつくることにより、会議に参加している人の心の奥に隠れた本音や価値観を可視化させることができるというのだが、これだけでは正直ピンとこない人が大半だろう。

レゴシリアスプレイとは一体何なのか? 今回は「レゴシリアスプレイ」を世の中に広めるロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツの蓮沼孝社長と石原正雄取締役に話を伺った。

同じ企業で同じ部署にいても、仕事に対する考え方はまったく違う

レゴシリアスプレイはレゴ社創業者の三代目、K.K クリスチャンセンの発案によって、1996年にその開発が始まった。具体的な内容としては、レゴシリアスプレイを実践するために認定された“ファシリテーター”の指示により、各自がレゴブロックを用いて立体化された作品を創る。その作品によって、各人の心の奥に隠れた内観を表出するというものだ。

「レゴシリアスプレイは決まった内容の研修プログラムみたいなものではなく、企業におけるさまざまな課題を解決するためのメゾットです。日本の会議は上司や一定の声が大きい人が参加者に向けて何かを提案し、他の参加者はそれに従う。そういったトップダウン方式が多いと思いますが、我々がやるのはボトムアップ方方式。会議に参加しているすべて人がそれぞれ持っている知識や考え方をすくい上げ、全体の集合知を作ることを目的とします」(石原さん)

レゴシリアスプレイに使うレゴブロックは市販されていない特別仕様。目的に応じた表現ができるブロックを選別している。

「レゴシリアスプレイをやってみると、同じ企業や部署にいても人によってまったく違った考え方をしているケースが多いことが可視化されます。例えば『あなたの仕事の内容をレゴで表現してください』という提案をすると、それぞれ形も中身も違ってくる。全く同じ言葉を使ったおなじ部署にいても、全く違う仕事の内容をやっているわけです」(蓮沼さん)

具体的な例を挙げると、ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツでは過去、外資系企業で『グローバライゼーション』という言葉の解釈だけのワークショップを1日がかりでやったことがあるそうだ。

「やはりグローバライゼーションの解釈はそれぞれまったく違っていました。レゴシリアスプレイでそれを可視化することにより、会社における明確なグローバルリーダーの定義づけに成功したのです」(蓮沼さん)

多数決の会議で決まったアウトプットは定着しない

同じ企業や部署内で同じ目的をもって仕事をしているはずなのに、フタを開けてみると考え方が大きく違う。とはいえ上司にとってみれば、バラバラな意見や考え方を取りまとめて1つの指針を定めるのは大変だろう。

「バラバラな意見を取りまとめる手っ取り早い方法として、多くの上司は多数決をやりますよね。確かにその方法を採用すれば誰にとっても聞き心地がいい会議にはなりますが、そういったアウトプットは往々にして定着しません。
確かにレゴシリアスプレイによって少数の特殊な意見を拾い上げると、時に会社が指針として求めていることとは違った結果になることもあります。でもそれが会議の参加者が本当に求めていることだし、それが実際に必要となるアウトプットなのです」(蓮沼さん)

各自違った意見や少数の考え方を黙殺し、多数決によって耳障りがいい会議を進める。それは同じ日本人が所属する同じ会社では往々にして行わる光景だが、例えばさまざまな国の人が集う企業や会議では、果たしてそれは通用するだろうか?

ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツの公式サイトではアメリカ航空宇宙局(NASA)でのレゴシリアスプレイの導入時代が紹介されているが、その内容がなかなか興味深い。

「NASAでは世界中から人が集まってきます。しかし言葉の問題はもちろん、個々の性格や文化、価値観の違いがあると、チームとしての成果を出せないことがあるのです。そこでチームとしての一体感を強化するために、彼らはレゴシリアスプレイの導入に活路を見出しました。やはり組織として部分最適な行動をしてしまうと、そこに予測できない歪みが生じる。これは日本の多くの企業が抱える問題だと考えています」(蓮沼さん)

ソフトバンクでは社内で50人のファシリテーターが在籍

(写真提供)ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツ

現在日本ではレゴシリアスプレイを実践するファシリテーターの資格を持っている人は約750人。そのうち、外部の立場で企業などに派遣されるファシリテーターは約2割、残りは学校や企業などに属しながら資格を取得し、内部の研修や会議などでレゴシリアスプレイを実施しているという。

「有名なところではソフトバンクさんがレゴシリアスプレイをワークショップで活用しており、社内だけでファシリテーターが50人ほどいらっしゃいます。出版社の編集者の方でも、ファシリテーターの研修を受けている方はすでにいますよ」(石原さん)

ちなみにDIME編集部では現在のところ、残念ながらファシリテーターはいない。我々も編集会議などでレゴシリアスプレイを活用することで、何かが変わるのではないだろうか?

「では実際にやってみましょうか? やはりいくらレゴシリアスプレイについて説明しても、それだけで興味を持ってくれる人は少ないです。やはり体験しないと分からないものですよ」(石原さん)

ということで後半では石原さんの指導の下、DIME編集部スタッフ3人がレゴシリアスプレイに挑戦するが……果たして!?

取材・文/高山 惠


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