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成人がんサバイバーは骨折リスクが高い可能性、米国がん協会研究報告

2022.11.23

がんサバイバーでは骨折リスクが高い可能性

成人のがんサバイバーでは、重篤な骨盤骨折と椎体骨折のリスクが高く、特に化学療法を受けた人でリスクの高いことが、新たな研究で示唆された。

米国がん協会(ACS)行動疫学の専門家Erika Rees-Punia氏らが実施したこの研究の詳細は、「JAMA Oncology」に2022年11月3日発表された。

過去の研究では、がんサバイバーでは骨折リスクの高いことが示唆されているが、そうした研究には、対象とされたがんの種類が限られていたり、患者の自己報告のみで骨折の有無を確認したりなど、不十分な内容のものが多かった。

Rees-Punia氏らは今回、Cancer Prevention Study II Nutrition Cohortに登録されている米国の成人9万2,431人(平均年齢69.4歳、女性56%)のデータを1999年から2017年までのメディケアの請求データと関連付けて分析し、がんサバイバーでの骨盤、橈骨、椎骨の骨折、およびフレイル関連の骨折リスクを推定した。

追跡期間中に1万4,159人ががんを発症し、また1万2,943人がフレイルに関連して生じた骨折を経験していた。

解析の結果、がんの既往がない人に比べて、進行がんの診断からの経過時間が1〜5年未満のがんサバイバーでは、骨折リスクが有意に高いことが明らかになった(ハザード比2.12、95%信頼区間1.75〜2.58)。

骨折部位別に見ると、特に椎骨(同2.46、1.93〜3.13)と骨盤(同2.46、1.84〜3.29)の骨折リスクが高かった。

がんサバイバーの中で、化学療法の有無で分けて解析すると、骨折リスクは、化学療法を受けた人の方が受けていない人よりも高かった。

この関連は、がんの診断からの経過時間が5年未満の人(同1.31、1.09〜1.57)で、5年以上の人(同1.22、0.99〜1.51)よりも強かった。さらに、骨折リスクは、がんの診断から5年以上が経過した、身体活動レベルの高い人で低かったが、統計学的に有意ではなかった(同0.76、0.54〜1.07)。

その一方で、現在の喫煙は、骨折リスクの有意な上昇と関連していた(同2.27、1.55〜3.33)。

Rees-Punia氏は、「米国では、がんサバイバーの数が2040年までに2610万人に達すると見込まれていることを考えると、この研究結果は重要だ。われわれが実施した類の研究は、がんの診断後のがんサバイバーの生活の質(QOL)を改善するための方法を模索するものだ」と述べている。

その上でRees-Punia氏は、「今回の研究で得られた結果が、骨折予防に関する臨床ガイダンスにとって有用な情報となることを願っている。そうしたガイダンスでは、がん診断後のQOLを向上させるために、運動とがんの専門家とともに行う運動や禁煙プログラムなどが組み込まれることになるかもしれない」と述べている。(HealthDay News 2022年11月7日)

Copyright © 2022 HealthDay. All rights reserved.
Photo Credit: Adobe Stock

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://jamanetwork.com/journals/jamaoncology/article-abstract/2797974

Press Release
https://pressroom.cancer.org/releases?item=1159

構成/DIME編集部


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