キャンプの定番アイテムとなりつつあるポータブル電源。キャンプだけでなく防災用として揃える家庭もあり、JackeryやEcoFlowを筆頭にさまざまなブランドからポータブル電源が発売されているが、IMMOTORより革新的なポータブル電源が発売された。
ポータブル電源も進化
野外電源といえば一昔前は、ホンダやヤマハのガソリンを使用したジェネレーターが主流だった。我が家にもガソリンのジェネレーターはあるが、パワーがあるものの本体が重く持ち運ぶのが一苦労。
また、音がうるさいため、アメリカのキャンプ場では「ジェネレーターが使用できる時間帯」が決まっているほど、「音」が出るのも問題だった。
しかし、ポータブル電源の進化で、2000W以上の大容量でもコンパクトなポータブル電源も登場。ガソリンを使用しないため、取り扱いも簡単で、ポータブル電源の需要が高まった。
そんな、ポータブル電源も出力量やデザインの進化だけでなく、「ゲーム性」を持つ次世代のポータブル電源が登場。
アバターを育てる「BAYシリーズ」
世界初のグリーンエネルギー・インテリジェントモビリティー・ネットワークプラットフォームを立ち上げ、バッテリーにおけるイノベーティブな製品を展開するブランド「IMMOTOR」。そんな革新的な商品を展開する「IMMOTOR」より、ポータブル電源「BAYシリーズ」のクラウドファンティングが日本で開始。
この「BAYシリーズ」の特徴は、スマートフォン用のアプリでコントロールができ、ソーラーパネル充電からの電気使用率によりアバターを成長させることが可能。ゲーム感覚でサステナブル電力を推進する仕組みが予定されていることだ。
デザインもスタイリッシュ
新感覚機能だけでなく、カラフルなボディーに本革のハンドル。凹凸を極力減らしたスタイリッシュなデザイン。ACやUSBなどの出力のほか、スマートフォンをワイヤレスで充電できる機能など、従来のポータブル電源にない機能を搭載。
持ち運びに便利は保護用バックや、ポータブルソーラーパネルなどアクセサリーも充実している。
日常使いを目的に
「ポータブル電源」というとキャンプや災害時に使用するイメージがあるが、これは「日常で使用する」ことを前提に設計されているという。
よって、スマートフォンで操作でき、ソーラーパネルのサステナブルな電源を使用することで、地球にやさしいだけでなく、高騰する電気代を押さえることも可能になるかもしれない。
先行するポータブル電源と比べると・・・
クラウドファンディングで登場した「BAYシリーズ」のBAY500の容量は543Wh。同じぐらいの容量で現在人気を博しているアンカーの535ポータブルパワーステーション(512Wh)と比べてみると・・・
重さと大きさは、BAYシリーズが約6.8kg、25 x 19 x 15.7 cmに対して、アンカーは約7.6kg、29.2×25.1×18.8cm。ほぼ同じ容量のものと比べてもコンパクトで軽量なことがわかる。
充電できる時間やバッテリーの持ちなど実際使用してみないとわからない部分は多いが、ハンドルが折り畳め、ポート類もカバーで隠すことが可能な「BAYシリーズ」は、インテリアとしてもおけるほどスタイリッシュで日常使い向きなことがわかる。
スマートフォンとのリンクもQRコードを読み取るだけで簡単に連携できるので、年配の人でも使いやすい点も魅力だ。
ポータブル電源が家庭に1つになる時代かも!
ウクライナ情勢のこともあり、電気代が高騰する現在。屋根にソーラーパネルを設置する家庭も増えてきている。しかし、それは結構な値段と労力が必要になるが、ソーラーパネルとポータブル電源の組み合わせは手軽さが魅力。
正直、容量500Wほどでは、大型電化製品には使用できないが、充電や照明など些細なモノでも節電することができれば、電気代の節約に繋がるのではないだろうか。
文/舟津カナ
編集/inox.