「オンワード商事 Re-make-upプロジェクト」の第一弾商品
法人向け別注ユニフォームの企画と生産と販売を行うオンワード商事は、ANAホールディングスと廃棄対象となったシートカバーをルームシューズに生まれ変わらせた『ANA特製ルームシューズ』を共同開発。ウェブサイト『ANA UP-CYCLE PROJECT SHOP』で予約抽選販売をスタートさせた。
これは、本来なら廃棄されるはずのものに付加価値を加えて、別の新しい製品にアップグレード。持続可能なモノづくりを推進するアップサイクルの取り組みとして行なわれたもので、アパレル業界の「衣服の大量廃棄問題」を解決する目的で、オンワード商事の社員発案による新規事業としてスタートした。
昨年よりオンワード商事社内有志による部署横断型の専門チームが発足し、アップサイクルを推進する「オンワード商事 Re-make-upプロジェクト」が始動。今回の製品がその第一弾になる。
『ANA特製ルームシューズ』は、スリッパ生産量日本一の山形県河北町の職人がひとつずつ手作りするため、伝統産業活性化による地方創生に貢献できる点も特徴となっている。
企画の背景について
オンワード商事は、法人向けのユニフォームやセールスプロモーショングッズ、メンズウェア、ジュエリー、レディスウェアなどの企画・生産・販売の事業を行っているが、近年のサステナビリティへの関心の高まりから、アパレル業界でも「衣服の大量廃棄」を問題視。
取引先の企業側から廃棄してしまうユニフォームや素材を何かに活用したいという相談が増えていたという。
今回の取り組みは、ANAグループのサステナブルな取り組みを目指す「ANA Future Promise」と連携したことで実現。
航空機の部品のひとつでもあるシートカバーは、安全を守るため厳格な管理のもと生産と維持管理されており、一定の基準により定期的にクリーニングおよび交換が行われている。
そのため廃棄対象となってしまうシートカバーの活用方法として、ANA社員による社内提案制度でルームシューズが発案されて2社連携で商品化に至ったという。
『ANA特製ルームシューズ』概要
販売サイト:「ANA UP-CYCLE PROJECT SHOP」
価格:1足6930円(税込み/別途送料あり)
予約抽選販売受付期間:11月10日11時~11月16日12時
初回販売個数:50足
スリッパ生産量で日本一を誇る山形県河北町に位置する企業の後藤で、職人がひとつずつ丁寧に手作りした製品。
シートカバーから製品にできる部分を目で確認し、生地の特性を活かしながら、型取り、裁断、ミリ単位での縫製をすべて手作業で仕上げている。
河北町のスリッパ生産は、海外への生産地移転などで全盛期の4分の1ほどに縮小しているが、後藤は「品質の良い、魅力のある、話題になる、すばらしい商品をお得意様に提供する」を社是に掲げ、品質の良いモノづくりで昭和32年より生産を行っている。
『ANA特製ルームシューズ』は、自宅や旅行先などさまざまなシーンでの着用を考えて、脱ぎ履きが多い時はかかとを畳んだまま「スリッパ」仕様にできる。動き回る時には、かかとを起こして「ルームシューズ 」として履ける2way仕様。
https://ana-upcycleproject.com/
構成/KUMU
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