インボイス制度の導入開始まで1年を切った。個人事業主・フリーランスに業務委託取引をする企業側の担当者はどの程度、同制度について理解しているのだろうか?
ランサーズはこのほど、フリーランスのマッチングプラットフォーム「Lancers」の取引先企業に対し、2023年10月からはじまるインボイス制度に関する意識調査を実施。その結果をグラフにまとめて発表した。
インボイス制度の理解度
インボイス制度の理解度を尋ねると「ある程度理解している」「深く理解している」と回答した取引先企業は合計68%と約7割となった。
インボイス制度について知っていることを尋ねると7項目中6項目について、半数以上が知っていると回答した。
インボイス制度に関するイメージ
インボイス制度のイメージを尋ねると、上位2つは「事務業務の負担が増えそう」(58%)「制度への対応が面倒である」(52.7%)となった。
インボイス制度への対策
取引先企業が行っている対策としては「理解するための情報収集をしている」(37.4%)、「取引先がインボイス制度対応を行うか確認している」(24.4%)が上位に挙げられた。他方、「何も対策を行っていない」という取引先企業も35.9%と3割以上に達した。
免税事業者との取引
インボイス制度導入後の免税事業者との取引について方針を尋ねると、「今まで通り取引を継続する」が27.5%と3割弱。45.8%と半数近くの取引先企業が「どういった方針にするか検討中」と回答した。
<調査概要>
調査時期:2022年9月5日(月)~11日(日)
調査対象:ランサーズに発注者として登録している企業
調査方法:ランサーズ登録企業へのアンケート調査
有効回答社数:131社
出典元:ランサーズ株式会社
構成/こじへい
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