注文住宅は悩む過程が多くあり、家を建てるまでの情報収集もそのひとつ。円安と物価上昇による生活への影響や自然災害への意識の高まりにともない、夢のマイホームの建て方にも変化が出ているようだ。
そこで「LIFULL HOME’S」は、過去3年以内に注文住宅を建てた500人にアンケートを実施。満足できるマイホームの鍵をまとめた。
会社選びの決め手の第1位は「担当者との相性」
理想の家を思い描き注文住宅を建てるとき、重要になってくるのは建設会社選びだ。では、建設会社を選ぶとき、どのようなことを決め手にしているのだろうか。
最終的に会社を選ぶ決め手について質問したところ、一番多かった回答は「担当者との相性」(41.4%)であった。2位は僅差で「住宅性能(高気密・高断熱、省エネ)」(39.7%)が続いた。特に注目すべきポイントは、2位の「住宅性能(高気密・高断熱、省エネ)」だ。
生活における快適さはもちろんのこと、資源・エネルギー価格の上昇、環境意識の向上が進む中、住宅性能に重きをおくことで、光熱費の削減をはじめ、長い目で見た時のランニングコストの効率化、環境へ配慮する人が増えてきていると考えられる。
また、2022年度は住宅ローン控除やこどもみらい住宅支援事業など、住宅の省エネ性能に応じた控除額や補助金もあるため、費用面を重視する人においても取り入れやすくなったことが想定される。
なお、2022年10月より、ZEH水準の住宅に対し、借入金利を一定期間引き下げる制度「フラット35」(ZEH)が加わるなど、省エネ住宅への優遇が加速していることにも注目したいところだ。