パナソニックは、「テクニクス」ブランドから、グランドクラスのネットワーク/SACDプレーヤー「SL-G700M2」を12月上旬に発売する。価格は370,000円。カラーはシルバーとブラックの2色を用意する。
位相と振幅を整える新技術「Coherent Processing」などにより高精度D/A変換を実現
「SL-G700M2」は、より高品位な音楽再生を実現するため、テクニクスの最新技術を結集。音質、機能、操作性のさらなる向上を図ったというモデルだ。最大の特徴は、D/A変換回路部を一新し、新開発の「High Precision Coherent D/A Converter」を搭載したこと。
この「High Precision Coherent D/A Converter」は、高性能D/Aコンバーター(DAC)をデュアルモノラル構成とし、後段のアナログ出力回路ではローパスフィルター回路に独自のディスクリート構成アンプを搭載。さらに、位相と振幅を整える新技術「Coherent Processing」を採用し、これらにより、高精度なD/A変換を実現し、音源に込められた情報をより忠実に再現するという。
また、アナログ出力回路用の電源では、最上級クラスであるリファレンスクラスのプリメインアンプSU-R1000で採用したアナログ回路用高速スイッチング電源を搭載するとともに、独自のノイズ除去技術を盛り込んだ、新開発の低ノイズ電源「Multi-Stage Silent Power Supply」を採用。高精度な信号処理と広帯域にわたるさらなる低ノイズ化を実現した。
SACD/CD再生に加えて、ハイレゾ対応&ネットワークオーディオ機能も搭載
さらに、スーパーオーディオCD(SACD)/CD再生に加えて、ハイレゾ音源やストリーミングサービスまで対応するネットワークオーディオ機能を備えているのも特徴。ハイレゾなどのデジタル音源は、WAV、AIFF、FLAC、ALAC、DSDなどに対応し、MQA音源もサポート。加えて、Chromecast built-in に対応し、スマートフォンやタブレットの Chromecast 対応アプリを使用して、幅広い音楽ストリーミングサービスの再生ができるほか、Amazon Music、Spotify Connect、Deezer、インターネットラジオにも対応している。
そのほか、NASやPCと接続して、接続先のハイレゾ音源を再生できるUSB-B端子も新たに搭載。USB-A端子、光/同軸デジタル入力なども備え、幅広い機器との接続にも対応する。
外形寸法は幅430×高さ98×奥行き407mm、質量は約12.3kg。電源コード×1、システム接続ケーブル×1、アナログ音声ケーブル×1、リモコン×1、リモコン用乾電池(単4形×2)を付属する。
製品情報
https://jp.technics.com/products/sl-g700m2/
構成/立原尚子