DX化が遅れる大企業には、どんな共通点があるのだろうか?
RECEPTIONISTはこのほど、1,000名以上規模の企業に勤める30代までの一般社員400名を対象に「勤務先のDX化についての調査」を実施し、その結果を発表した。
DX化が進んでいないと感じる人の7割は「課題を感じない」「意識していない」と回答
「自身の勤務先のDX化が進んでいるか」の問いに「いいえ」と答えた人を対象に、「あなた自身は、DX化が進んでいないことに課題を感じているか」と尋ねたところ、「あまり感じない」「まったく感じない」「わからない・意識していない」からなる消極的な回答が7割にのぼった。
なくなって欲しい文化や業務について尋ねると「紙や手入力の申請・管理」が最多となり、以下、「オフィスへの出社を強いられる」「保守的な姿勢」「年功序列」と続いた。
DX化が進まないのは「会社の課題意識がない」と感じている回答が多数
「自身の勤め先はDX化が進まないことに課題を感じているか」と尋ねたところ、「あまり感じていないと思う」が20.3%、「まったく感じていないと思う」が10.7%、「わからない」が40.5%という結果になった。
さらに、「DX化が進まない原因は会社のどの役職にあると感じるか」という問いには、「役員」「社長」との回答を合わせて約4割に達した。
「DX化を勧められない人がDX化を止めている理由」について聞くと、「変化を受け入れられない」「DXに対して理解がない」「組織風土が変わるのを恐れている」などの回答があがり、経営層のDXに対する姿勢がネガティブであることがDX化を妨げていると感じていることが顕著に現れた。
進まないDX化に課題を感じる人の74.4%が「転職したい」
「DXが進んでいる会社に転職したいか」の問いに対しての回答は、Q4(「あなた自身」は、DX化が進んでいないことに課題を感じているか)の回答に応じて転職意向に大きな差異が生まれた。
今は課題感を持っていない従業員が大半である一方、課題に気付いている社員は、変わらない現状を諦め、転職してしまうことが推測される。
DX化が進んでいると感じるのは「グループウェア」「総務」「労務」
Q1にて「自分の勤め先のDX化が十分に進んでいる」と回答した人を対象に「DX化が進んでいると感じる部門」について尋ねたところ、「グループウェア(コミュニケーション、スケジュール管理)」が52.3%、以下、「労務」「総務」「経理」「営業」「人事」と続いた。
<調査概要>
調査対象:全国の従業員数1,000名以上の大企業に勤めている20〜30代の一般社員(男女)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:400名
調査実施日:2022年8月5日〜10日
出典元:株式会社RECEPTIONIST
構成/こじへい
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