防水防塵性能や、おサイフケータイ機能といった“日本仕様”を搭載しながら、コストパフォーマンスに優れたスマートフォンを精力的に展開するOPPO。2022年9月30日には、メーカーとしては初めて、日本市場でタブレット製品「OPPO Pad Air」を発売しました。
Android系のタブレットは、スマートフォンに比べると選択肢が少ないイメージもありますが、近年はGalaxyやXiaomi、レノボといった多数のメーカーから新製品が発売されており、盛り上がりを見せている市場となっています。
再興の一因には、コロナ禍で自宅時間が増える中で、動画コンテンツを大画面で楽しみたいというニーズがあります。急速に普及した、Web会議用の端末として扱いやすいタブレットを選択する人も多いようです。
今回紹介するOPPO Pad Airは、3万7800円という手を出しやすい価格が特徴。価格からもわかる通り、高スペックを詰め込んだハイエンド製品というわけではありませんが、自宅時間を豊かにするためのデバイスとして選びやすい価格設定なので、多くの人におすすめできる製品となっています。
本記事では、実際にOPPO Pad Airを試しながら、操作性や使用感、機能について紹介していきます。
デザイン・ディスプレイ
OPPO Pad Airのディスプレイサイズは約10.3インチ。タブレットとしては標準的なサイズとなっており、筆者の場合は、縦に持てばギリギリ片手でも持てる大きさです。解像度は2Kに対応しており、安価なタブレットながら高精細な映像が再生できるのも魅力。10億色の色表現にも対応しているので、映像コンテンツの再生におすすめです。
リフレッシュレートは最大60Hz、タッチサンプリングレートは最大120Hzとなります。使っていて便利に感じているのが、2048段階の自動明るさ調節に対応している点で、使用シーンに合わせて自動的にディスプレイ輝度がかなり細かく調節されるので、いつでも快適に使用できます。
本体サイズは縦約245.1mm×横約154.8mm×厚さ約6.9mm、質量約440g。特徴的なのが薄さと軽さで、快適に持ち運べるのが魅力となっています。カバンにすっぽりと収まるサイズ感なので、屋外で使用したい人にもおすすめです。
本体カラーはナイトグレーの1色展開となっており、背面はアルミニウム合金を採用。「OPPO Glow」という、独自加工が施されており、メタリックな素材感ながら、指紋が付きにくい独特な質感になっています。
また、ただの単色ではなく、上部に砂丘をイメージしたテクスチャーが備えられています。ただのデザインではなく実際に凹凸があるので、視認しなくても、手に持った際にどちらが上かわかるようになっています。
側面のボタン類は、本体を横持ちした際に、上部左側に音量調節ボタン、左側面に電源ボタンを配置。充電に用いるUSB Type-Cは右側面に搭載されています。