トーマス・エジソンが世界で初めて実用的な白熱電球を発明した日にちなみ、10月21日は「あかりの日」に制定されている。そのあかりの日の前に、世界で注目を集めるSDGsの観点から節電の大切さを学び、あかりの交換に挑戦する『パナソニック あかり交換活動 「あかりの日」特別授業』を実施。新宿区立花園小学校の六年生を対象に、SDGsや地球温暖化対策に向けた国内外の取り組み、節電の大切さについて、子どもたちに授業を行った。
今回講師として登壇したのは、幅広い分野で活動する謎解きクリエイターの松丸亮吾氏。授業を行うのは初めてだと率直に語り、SDGsという言葉についての解説から始めた。そのなかで我々が直面している環境問題をわかりやすく説明し、地球環境を守るためには1人1人の行動が大切であること。自分たちでいまできることとして節電をすることで、環境を守ることに直接つながると伝えた。
何人の力であかりがつくのかを体験することで学ぶ
松丸氏のSDGs授業に続いて行われたのは、パナソニックの成瀬勲氏による「パナソニック あかりの授業」。白熱灯とLED電球を点灯させるために、手回し式の発電機を使うと何人の協力が必要なのか、テーブルごとに挑戦。松丸さんは各テーブルを周り、子どもたちにわかりやすい言葉で語りかけ、サポート。子どもたちは白熱電球はみんなで力を合わせなくては全部点灯できないのに対し、LED電球は1人の力だけで点灯できるということを体感していた。
児童たちとともにLED電球へと交換
授業終了後には白熱電球をパルックLEDに取り替えるあかり交換体験を児童の代表5名と松丸氏で実施。試算すると、花園神社内で大酉市の期間中に使う電球や蛍光灯をパルックLED電球に変ることにより、CO2を約53kg、電気代を約3300円削減できるという。
子どもたちが事前に“酉市”や“秋”をテーマに描いてきた提灯をを交換したあかりに合わせ、松丸氏の掛け声とともに点灯。この提灯は11月3日(木)から開催される花園神社大酉祭でも使用される。
イベントを主催しているパナソニックの西明寺淳氏によると、パナソニックでは省エネ・長持ちという観点から、明かりをLEDへとシフトしている。その活動を社会に理解してもらうべく、2012年より世界遺産や日本の伝統行事、街の明かりをLED電球に変える取り組みを行っている。地球環境に関する教育という観点から、2008年からは「あかりのエコ教室」などの学校教育活動を開催。これまで1700校以上、のべ1万人を超える子供たちへの教育活動を行ってきた。今回新宿花園神社の毎年60万人が訪れる大酉祭で使われる提灯のあかり950個をLEDに変えることで、多くの人々へ環境への取り組みを伝えていきたいと考えている。
取材・文/北本祐子
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