ハドソンヤード(全景)
マンハッタンでのオフィスビル開発事業として過去最大級の事業規模
三井不動産このほど、米国子会社「Mitsui Fudosan America,Inc.」を通じて、米国ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン地区において事業に参画していたオフィスビル「50ハドソンヤード」が、竣工を迎えたことを発表した。
本物件は、マンハッタンにおける大規模複合開発「ハドソンヤード」を構成するオフィスビル群のうちの一棟。建物規模は地下3階、地上58階建で、延床面積は約269,000㎡、アクセスは地下鉄7番線「34丁目駅」から地下直結となる。マンハッタンにおける単体のオフィスビルとしても、また、日系企業によるマンハッタンでのオフィスビル開発事業としても、過去最大級の事業規模となる。
総事業費は6,000億円、三井不動産の事業シェアは9割。また、リーシングについても順調に進捗しており、すでに全体の8割以上の契約が完了している。主な入居企業は、「Meta(旧Facebook)」や世界最大の資産運用会社である「BlackRock」となる。
50ハドソンヤード(左)および55ハドソンヤード(右)
三井不動産グループは、グループ長期経営方針「VISION 2025」にて「グローバルカンパニーへの進化」を掲げており、海外で積極的に事業を展開している。
米国では、オフィス、住宅、ラボオフィスなど複数の開発事業に取り組んでおり、2018年10月にニューヨーク・マンハッタンのオフィスビル「55 ハドソンヤード」が竣工、2020年12月にサンフランシスコ市における複合開発事業「ミッションロック」が着工している。
さらに、直近では2021年12月に米国における賃貸住宅の供給戸数が累計2800戸を突破、2022年1月にはマンハッタンにて高級分譲住宅「コートランド」の販売を開始するなど、全米の主要都市で事業を展開しており、今後もさらなる事業機会獲得を目指しているという。
関連情報
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2022/1020/
構成/KZ
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