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1.5ℓ直4クリーンデイーゼルターボエンジンでどっしりした走りを堪能できるプジョー「308 GT BlueHDi」

2022.10.25

圧倒的なボディの剛性感、そしてドシリとした重厚な乗り味

先進運転支援システムの充実度も見どころで、衝突被害軽減ブレーキは夜間、二輪車、歩行者探知機能をレベルアップしたもので、フロントカメラ、両サイドカメラ、そして後左右のコーナーレーダーを備えている。つまり、全方位の安全性が確保されているというわけだ。

パワーパッケージは1.5L直4クリーンデイーゼルターボエンジン、130ps、30.6kg-m+アイシン製8ATの組み合わせ。タイヤは225/40R18サイズのミシュランプライマシー4を履いていた。WLTCモード燃費は21.6km/Lだ(VWゴルフTDIは20.1km/L)。

走り出してまず気づくのが、圧倒的なボディの剛性感、そしてドシリとした重厚な乗り味だ。このあたりは軽快な乗り味となったVWゴルフ8の標準的なガソリンターボエンジンモデルとは別世界と言っていい。VWゴルフで言えば7の最終型、マイスターグレードに近い。

そしてクリーンデイーゼルターボエンジンは、ほぼディーゼル感なし。とくに日常域でのスムーズさと静かさは、下手な1.5L級ガソリンエンジンを上回るレベルにある。30.6kg-mものトルクによって、ドライバビリティに優れているのも好印象。しかも、加速時の伸びやかさ、気持ち良さは素晴らしいの一言。エンジン本体の出来の良さもさることながら、多段に刻まれた8ATがその印象を後押ししているようだ。

低速域で、剛性感の高さとともにやや硬めに感じられる乗り心地は、しかし速度を上げていくと激変。段差、うねり路での受け止め感、ショックの収束性ともに文句なしの洗練度。ドイツ車をも上回るような、極めてフラットで快適無比な乗り心地を提供してくれるのである。

高速道路を直進しているときこそリラックス感に満ちた走りっぷりを見せてくれるのだが、いったん、山道、カーブに差し掛かれば、ステアリングを切るとスパッと向きを変える曲がりの気持ち良さ、地を這うような低重心感覚ある抜群のロードホールディング性能を発揮。つまり、そうした二面性とともに、あらゆる走りのシーンでプジョー一流の気持ち良さを味わせてくれるのだからたまらない。

プジョー308 GT BlueHDiはドイツのライバルと堂々と戦える、どころか、VWゴルフで言えばGTIに近い走りの質感を味わうことができるグレードと表現することもできるのだが、よりフランス車らしい乗り味・・・という点では、GT BlueHDiの18インタタイヤではなく、308Allureのような17インチタイヤを履くモデルが適役かも知れない。このクラスのハッチバックモデルとして、日本車でもドイツ車でもなく、フランス車のプジョー308を購入検討する際には、なるべく多くのグレード(タイヤサイズを含めて)に試乗するといいだろう。

プジョー308

文/青山尚暉
写真/雪岡直樹

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