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竹粉やコーヒーかすが大胆に変身!?サステナビリティを意識した〝新しい弁当箱〟の気になる中身

2022.10.26

ビジネスパーソンの中には、弁当箱に詰めた昼食を持参して食べている人も多いはず。日々使う弁当箱だからこそ、よりサステナビリティを意識して生産されたものを選ぶことで、生活行動を社会貢献に繋げることができる。そんな弁当ライフを後押しする、新しい弁当箱を3つ紹介する。

1.日本の弁当箱から着想!保存容器ブランドSistemaの「Bento」

ニュージーランド発の、世界中で使われている保存容器ブランドSistema(システマ)は、日本でも人気ドラマで弁当箱として使われるほど、見た目がスタイリッシュなうえに、使い勝手の良さが人気だ。冷蔵庫の中で、それぞれのコンテナが完璧に積み重ねられるようにモジュール設計されており、収納性に優れている。

「ブリリアンス」シリーズ 全3型1280円~3280円(すべて税込)

このほど日本で新しく発売されるシリーズ「ブリリアンス」「ネストイット」「ランチ」のうち、ブリリアンスとネストイットは日本初上陸、ランチは弁当箱のシリーズだ。

「ランチ」シリーズ 全7型 680円~1480円(すべて税込) ※セット販売含む

ランチはコンテナ全体にカラーが入っており、カラフルさが特徴。カラーはティール、ピンク、ブルーの3色展開となっている。

ランチのうち、「Bento」シリーズは仕切りや取り外しできるトレー付きで使いやすく、保存容器としても使えるランチボックスだ。日本の弁当箱から発想を得て生まれたもので、コンテナの中を分ける、仕切りを付けるという考えは、Sistemaの商品デザインに大きな影響を与えたという。弁当やおやつなどが混ざることなく、食べるときまでフレッシュで、個別に梱包する必要もないため、ごみの削減にもつながるという。

サステナビリティへの取り組み

Sistemaはサステナビリティに対する取り組みも、開発当初から行っている。

すべての製品は使い捨てでなく、繰り返し使用できる。品質管理には細心の注意を払い、最良の製品のみが作られるのはもちろん、不合格品は再び粉砕され、再利用される。製造過程で出るプラスチックの端キレも再利用されているという。工場においても雨水を機械設備の冷却に再利用したり、ソーラーパネルによって年間使用電力の半分以上をまかなうなど、環境配慮の取り組みを複数実施している。

「ブリリアンス」シリーズ

また製品には「フタル酸エステル類」や「BPA」といった素材(※)を使っていないという。

Sistemaの日本における輸入・販売総代理店であるニューウェルブランズ・ジャパン合同会社のホーム&キッチン事業部 達城有香氏は次のように解説する。

「フタル酸エステル類及びBPAは人体への悪影響が懸念されているといわれています。様々な見解がありますが、お客様が安心してご使用いただけるよう、少しでも不安を感じるようなものは使用しないという考えです」

※環境ホルモン問題で取り上げられることの多い化学物質

サステナビリティ配慮のブランドを通じて社会へもたらしたい影響

サステナビリティに取り組むSistemaを日本に流通させることで、どのような影響をもたらしたいと考えているだろうか。

「プラスチックと聞くと、環境に優しくないものという印象を持たれがちですが、プラスチック自体は非常に優れた素材であり、Sistemaは使い捨てではなく長く使用できるプラスチック製品を作っています。その目的や使い方によって効果や結果は異なるということを理解していただくとともに、システマの製品や取り組みを通して、サステナビリティについて考えるきっかけに、そして誰もが様々な形で貢献することができるということを知ってもらえれば嬉しく思います」

今後の展望

今後の展望についても教えてもらった。

「2050年ゼロカーボンを目指して、原材料の調達から製造、輸送、さらにオフィス環境におけるまで、様々なシーンで取り組みをしていくと共に、継続的に温室効果ガスの排出量のモニタリングも行って参ります。また、リサイクル素材を使用した新しい製品の販売も予定していますので、どうぞご期待ください」

2.100%天然素材の弁当箱「BENTO box COFFEE」

様々なクリエイターやメーカーとのコラボレーションで、サステナブルなプロダクトを展開している「sunahoプロジェクト」が、100%天然素材(パッキンを除く)の弁当箱「BENTO box COFFEE」を開発した。

商品本体とフタは、プラスチック樹脂を一切使わず、本来捨てられてしまう竹粉やコーヒーの残りかすなどの素材を材料とした、生分解性植物原料素材「modo-cell(R)」でつくられている。

「BENTO box COFFEE」4,345円(税込)

開発背景とサステナビリティへの取り組み

同プロジェクトメンバーであり、弁当コンサルタントで株式会社ホオバル代表の野上優佳子氏は、次のように開発経緯を語る。

「お弁当は世界に発信する日本の文化の一つで、エコの要素があります。前日の余った食材やおかずを使うことで食品ロスを減らせますし、お弁当箱も一度で使い捨てず、何度も使い回します。『処分するときも環境負荷が少ない素材でつくられたお弁当箱』を探していたところ、とある展示会を訪れた際に台湾のツゥーライ社が竹の粉とコーヒーかすを主材料にした100%天然由来のカップやお皿を並べていたのに遭遇しました。手に取ってみるとプラスチックのような軽さ。その場で『この素材でお弁当箱を作ることはできますか?』と声をかけたのが商品化の始まりでした」

「台中は古くから竹の一大産地で竹製品の製造が盛んで、製造過程に発生する大量の竹の粉、いわゆるおがくずがプラスチックに代わる新素材としてさまざまなプロダクトの製品化がされていました。使い捨てるのではなく、日本のようにお弁当箱を使い回すことを提案することで、プラ問題を考えるきっかけになるといいよねという台湾チームの思いにも共感し、商品化のためにクラウドファンディングに挑戦し、成功しました」

サステナビリティへの取り組みを通して社会へもたらしたい影響

サステナビリティへの取り組みにより、どんな影響をもたらしたいと考えているだろうか。

「お弁当は、残り物を『次の食事』という価値に変えてくれます。時間や場所に縛られず、フタを開ければ食事ができる自由をもたらしてくれます。私は、多くの人が食事の時間がいつも楽しく待ち遠しいものであるといいなと思っています。日々のお弁当が、ささやかながらもいつの間にか世の中の社会課題を解決するアクションになれたら素敵なことだと、いつも思うのです。このBENTO box COFFEEが、気負うことなく、負担なく、社会課題を解決する未来につながるといいと願っています」

今後の展望

今後の展望を教えてもらった。

「作って世に送り出すときだけでなく、いつかそのものが処分されるときにも、環境や社会にどんな負荷がかかるのかを考えた上で、日々愛着を持って使い続けられるもの提案していきたいです」

3.ロフト限定リサイクルペットボトルを原料とした「NATURAL&STANDARD」

「NATURAL&STANDARD」

ロフトは、リサイクルペットボトルを原料とした「NATURAL&STANDARD(ナチュラル&スタンダード)」というオリジナルブランドの弁当箱を販売している。

この容量600mlの長角1段ランチボックスは、約3本分の500mlリサイクルペットボトルを原料としているという。

「NATURAL&STANDARD 長角1段ランチ 600ml」2,200円(税込)

開発背景とサステナビリティへの取り組み

開発背景とサステナビリティへの取り組みについて、同社の商品本部 生活雑貨部のバイヤー佐久間美菜子氏は次のように述べる。

「サステナブル意識の高まりとともに、若い世代を中心にモノ選びの基準が変化し、より環境に配慮した商品が好まれると耳にしたことが開発のきっかけです。お弁当を手作りして持っていくこと自体、“使い捨てでない”という点ですでにサステナブルな行為ではあるのですが、環境に配慮した素材にすることで、よりサステナビリティが増すと考えました。

しかし、あまりにもサステナブルに寄りすぎてしまうと敷居が高くなり、使いづらくもなるだろうと考えました。そこで、“気軽にはじめられる等身大のサステナブル”をキーワードに、サステナブルな素材でありながら、普通のランチボックスと同様の使い勝手であること、デザインがおしゃれであることを目指して開発しました。電子レンジにかけられない素材もありますが、このシリーズの本体には電子レンジや食洗機がこれまで通りに使える『リサイクルペットボトル樹脂』、フタには成長が比較的早く、サステナブル素材として注目されている『バンブー(竹)』を採用することで、従来からの使い勝手を維持しながらもサステナブルであるという商品を実現しました」

サステナビリティへの取り組みを通して社会へもたらしたい影響

この取り組みを通じて、社会へどんな影響をもたらしたいと考えているだろうか。

「このシリーズは、『気づいたらサステナブルなモノ選びをし、サステナブルな行為をしていた』という状態を実現しますので、その手軽さを伝えたいと思っております。サステナブルな商品を実際に手に取ってもらうことで、わずかながら自分も持続可能な社会のために貢献できているという実感を持ってもらえると思います。また、このような商品が世の中に増えていくことで、サステナブルな意識が浸透していき、最終的に個人が皆それぞれにサステナブルな選択というのは何かを意識したり、考えたり、行動できるようになったら良いなと思っています」

今後の展望

今後は、どんな商品開発を計画しているか聞いてみた。

「従来の機能性やデザイン性を損なわずにサステナブル素材を使用するという点は、ブレないように追求していきたいです。お弁当箱においては、サステナブル素材を使用すると、使える金型が限られていたり、色のバリエーションが出せなかったり、電子レンジが使えなかったりと、まだまだ制限や制約が多いのが実状です。今後、メーカー各社とともに、少しずつ金型や新しい素材を開発していけたらと思います」

3つのサステナブルな弁当箱を紹介した。いずれも弁当箱そのものが、サステナビリティに配慮してつくられているものばかりだ。弁当を日々持参しているビジネスパーソンは、弁当箱選びでまず一歩、手軽にサステナビリティな意識を取り入れてみては。

取材・文/石原亜香利


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