2022年の東京の紅葉の見頃は 11 月下旬から
千代田区には公園が多く、都心とは思えないほど豊かな自然に恵まれている。特に、 紅葉のシーズンは、都会と自然のコントラストを楽しみに多くの人が訪れる都内有数の紅葉スポットが多くある。
千代田区観光協会は、千代田区の観光や物産、歴史、芸術、文化といった旬の魅力を届けするニュースレターで、秋を存分に満喫できる千代田区の定番紅葉スポットを6つピックアップした「まるわかり紅葉特集」を組んだので、概要をお伝えしよう。
1. ビジネス街の癒しとも言える赤や黄に色づく「日比谷公園」
約16万㎡の敷地内には、イチョウやハナミズキ、イロハモミジと、黄色や赤色に染まる紅葉樹が多く見ごたえがある。その中でも特におすすめなのは、雲形池の水面に映る紅葉と、テニスコート横から霞門に抜けるS字形のイチョウ並木。都会の疲れた心を癒してくれる。
2. 神々しい黄金色に染まる参道が魅力の「靖國神社」
大鳥居から本殿へと続く参道には、約240mにわたり、イチョウ並木と石灯籠が一直線に並び、黄色の絨毯が敷き詰められる。本殿の裏手にある神池庭園の色鮮やかなモミジも見どころの一つ。秋季限定の刺繍入り朱印(初穂料 1,000円)も頒布している。※数に限りあり
3. 議事堂へ導く黄色の絨毯が楽しめる「国会議事堂」
第3回 東京大回廊写真コンテスト入賞作品「未来を託す道」望月和夫
国会議事堂の正面、8車線の道路の両側に立ち並ぶイチョウ並木は線対称に配置され、威厳に満ちた趣がある。議事堂に隣接する前庭の南庭は回遊式の庭園で、四季を彩るさまざまな木々が赤や黄に色づく。
4. ビル群とイチョウのコントラストが魅力の「行幸通り」
皇居と東京駅をつなぐ行幸通りは、皇室の公式行事などに使われる特例都道。通常中央部分は遊歩道で、両脇にイチョウ並木が続く。黄葉の季節になると、華やかな印象になる。
5. 広大な敷地でプチハイキング気分になれる「北の丸公園」
第2回 東京大回廊写真コンテスト入賞作品 「赤い絨毯」 神永知行
日本武道館があることでも有名な、旧江戸城の北の丸跡に造成された公園。なかでも西側にあたるモミジ山と呼ばれる一帯は、イロハモミジやオオモミジなどが植えられ、紅葉のシーズンには、遠方の紅葉名所に引けを取らない美しさになる。
散歩の途中には、リニューアルされた北の丸レストハウス内の「CAFÉ33」への立ち寄りもおすすめ。
番外編. 1年に数日だけ観られる桜紅葉「千鳥ヶ淵緑道」
春の桜の名所として人気の千鳥ヶ淵。その桜並木が、年に数日だけ、夕焼けに馴染むように一斉に茜色に色づく。
「桜紅葉(さくらもみじ)」という秋の季語にも象徴されるそのさまは、紅葉シーズンのはじまりを告げてくれる。訪れる前に、東京千鳥ヶ淵ライブカメラをのぞいてみてはいかがだろうか。
▼東京千鳥ヶ淵ライブカメラ
URL:https://www.youtube.com/watch?v=7P9DlrY8xXc
関連情報:https://visit-chiyoda.tokyo/app/feature/detail/65
構成/Ara