操作も簡単!超速で本格燻製が作れる
ソロキャンプブームもあって、自分で作る燻製が大人気。
自家燻製と聞くと、大がかりな道具が必要で、手間もかかるイメージがあるかもしれない。しかし、巷で流行しているのは、スモーキーな香りづけを主体にした手軽なもの。
高価でかさばる道具もいらなければ、時間もかからない。そのための燻製器が、これまた多種多様なものが販売されている。
なかでも今回紹介するのは、イタリア発の超小型燻製器「KEMPER Smoker」。コンパクトなだけでなく、燻煙材(スモークチップ)は最小限しか使わず、超速で燻製ができてしまうという革新的な製品。実際に燻製を作りながら、紹介していこう。
本体の外観は、500mlペットボトルよりも小さい手のひらサイズ。先端にチューブを取り付ける必要があるが、それを含めても、キャンプに持って行くにも、キッチンで使うにも全然場所は取らない。
使い方は、いたってシンプル。備え付けのチューブを先端に差し込み、本体のくぼみにスモークチップを入れる。
スモークチップは特別なものである必要はなく、アウトドア用品店や100円ショップで手に入るものでOK。
そして食材を盛り付けておき、煙を密閉するため燻製ドームなどをかぶせておく(製品に燻製ドームは付属していないので別途入手する必要がある)。ここまで準備できたら、チューブを密閉空間に差し込み、スモークチップに火をつけるだけ。
正直な話、「こんな小さな装置で、しかも、たったひとつまみのスモークチップで大丈夫かな」と思ってはいた。しかし、そんな不安も消し飛ぶような盛大な煙が、ドームの中で充満した。
燻製時間はたったの3~15分(食材や好みによって時間は調整)。ほどなく、いい感じに香りづけられた、生ハム、サラダチキン、チーズが出来上がった。
味そのものが変わるわけではないのに、これだけでワンランクも美味しく感じるのは不思議。
少々やみつきモードになり、ゆで卵、刺身、スナック類、たくあん(東北名物「いぶりがっこ」風になる)など、いろいろな食材で試してみたが、どれも上品な風味へと生まれ変わって楽しい気分になる。
一人で作ってもこれほど愉快なのだから、ファミリーやキャンプ仲間で囲んで作ったら、さぞかし楽しいひと時になるだろう。
本製品を開発したのは、イタリアの溶接機や加熱調理器の老舗メーカー・Kemper Group社。日本では、「京Face-Trading」が正規輸入販売代理店となり、10月末より一般販売予定。価格は、11,000円(送料無料)となっている。詳しくは公式サイトをチェック→ https://grandevisage.base.shop/
文/鈴木拓也(フリーライター)
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