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食品価格が高騰している今、なぜ高級冷凍食品が売れているのか?

2022.10.24

食品の価格が高騰している今、高価格帯食品が売れているようだ。

そう書くと、だいぶ矛盾しているようにも感じてしまう。が、卵からiPadに至るまであらゆるものが値上げされている今、一般家庭で手軽に調理できる高級冷凍食品が売れる現象は決して不思議なものではないのだ。

10月13日、食品の製造及び販売を手掛けるロック・フィールドが都内で記者発表会を開催した。冷凍食品新ブランド『RFFF(ルフフフ)』を立ち上げ、その商品を11月1日から発売する。

この新ブランドは、ある意味で今現在の日本の実体経済を象徴するものと言える。

高級冷凍食品の新ブランド

「今後、私はガジェットの他にも食品関連の記者発表会に行きたいと思うんだ」

PR会社のとある社員にそう告げたことが、全ての始まりである。

@DIMEや他のメディアでテクノロジーやガジェット関連の記事を執筆している筆者が、なぜ食品関連の発表会に参加しようと企んでいるのか。

それは一介のサラリーマンだろうと無職だろうとフリーライターだろうと国際的eスポーツの選手だろうと、霞を食べて生きてはいけないからだ。食うものを毎日食べないと死んでしまう。

「当たり前じゃないか」と言われそうだが、たとえばeスポーツ選手も日頃の食事の有り様でそのパフォーマンスが大きく変わってしまうはずだ。

食品価格が高くなったからといって食事を減らしては、プレイ中の集中力にも支障が出てしまう。

故に、ガジェットやテクノロジー関連の情報を取り上げるなら、食品に関する話題も扱うべきと考えた次第である。

「なら、この発表会はどうでしょう?」

PR会社の社員にそう提案され、筆者は10月13日に渋谷区神宮前のTRUNK HOTELへ足を運ぶことになった。

ロック・フィールドの古塚孝志社長は壇上で、『RFFF』という新ブランドが立ち上げられた経緯を解説した。

ロック・フィールドには元々『RF1』という冷凍食品ブランドが存在するが、『RFFF』はそれとは別のアプローチでの販促を行うという。「原料、製法へのこだわり」を重視し、贅沢な食事を自宅にいながら手軽な調理で味わうという方向性だ。

「贅沢な食事」という点に誇張は一切ない。

冷食とは思えない食感

此度の発表会で記者に出された食事を、以下ひとつずつ紹介しよう。

まずは「海老好きの小海老フライ 10尾入り タルタルソース付き」(2023年1月発売予定・1,296円)と「野菜と蒸し鶏のもっちりな玄米ロール 9個入り」(972円)、そして「10種野菜のグリーンポタージュ」(510円)である。総額は2,778円。

実際に食べてみれば分かるが、これは一般的な冷食の海老フライとは全く違う。というより、これ本当に冷食か!?

衣が劣化しておらず、かといって無駄に分厚く硬いわけでもない。筆者は尻尾まで平らげてしまったほどだ。

玄米ロールも、硬過ぎず柔らか過ぎずの程良い具合を保っている。冷凍食品というものは、単に作った食品を冷凍すればいいという単純なものではない。

数え切れないほどの失敗と試行錯誤を重ねたはずだが、その苦労が食感にもはっきり表れている。

次に登場したのが、「グリルハンバーグ 濃厚あめ色玉ねぎソース 1個入り」(702円)と「ポルチーニ香る 5種きのこのリゾット」(918円)、「殻ごとおいしいガーリックシュリンプ」(2023年1月発売予定・972円)、「4種のチーズとくるみのキッシュ はちみつソース添え」(1,080円)。総額は3,672円。

まず感心したのが、ハンバーグである。これも冷凍食品とは思えないほどのしっかりした食感で、上品な甘みも加わっている。

その上で、ガーリックシュリンプは酒の肴にも合いそうな絶妙の一品。赤ワインにも合いそうだ。

いや、これ我が家に配送してもらおうかな?

「総額6,000円」は高いか安いか?

さて、この記者発表会で筆者が平らげた料理の総額は6,450円。しつこいようだが、これは冷凍食品である。

「高価格帯商品」ということは頭では分かっているが、根っからの平民である筆者にとってはヘラヘラ笑えないほどの値段だ。

しかし、これと同じ内容で同じボリュームの料理を外で食べるとしたら、どのくらいかかるだろうか?

『RFFF』のラインナップの中には「プライムビーフのローストビーフ」というものがあり、これは何と7,560円もする。

が、このローストビーフを家族4人でスライスして食べ分ければ、1人アタマ1,890円。

貧乏人の筆者はどうしてもそのようなケチ臭い計算をしてしまうのだが、ローストビーフを都心の名のあるレストランで食べるとなると1人1,890円では済まないはず。

まだまだ新型コロナウイルスを警戒するマインドは巷に残っているし、今年に入って高騰する食品価格は高級レストランを「超高級」にすらしてしまっている。

『RFFF』ブランドの商品が「普段の生活」で食べるものではないということは、さすがに否定できない。

月に1度、或いはクリスマスや家族の誕生日の晩に調理するものである。テレワークの最中、自分への褒美として『RFFF』の冷凍食品を食べるというシチュエーションも考えられるだろう。

暗雲立ち込める世界情勢が原因の物価高は、巡り巡って「高級内食」の需要を押し上げているようだ。

【参考】
RFFF-ロック・フィールド

取材・文/澤田真一

 

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