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クラウドの先に見据えるAI市場、アマゾンのAWSの強さの秘密とは?

2022.10.24

クラウド市場を握る米国経済の強さの秘訣【米国株投資入門】

今では当たり前のようにビジネスでもプライベートでも使用しているクラウドサービスですが、そこにはハイテク企業が進化していく過程で必要不可欠な画期的なアイデアがありました。

仮にクラウドがなければ現在のライフスタイルは随分と違ったものになっているはずです。今回はクラウドが生まれた背景やクラウド市場が成熟した先にどんな将来が待っているのか、近未来のビジョンを知ることで、米国企業や米国経済の強さの秘訣について解説していきます。

そもそもクラウドとは

そもそもクラウドという概念が生まれた背景にはハードウェアの発展がありました。

インターネットの特性としてコピー可能な「情報」をベースに成長を続けてきた歴史があります。ここでいう「情報」とは、PCやスマートフォンのOSアプリなども同じカテゴリーに含まれており、デジタルデータはコピーすることが可能なため、コピーが広がる拡張性によって結果的にコストが下がり、ユーザーは無料でもさまざまなサービスを利用することができるようになったのです。その一方、インターネットが拡大することで生じたのが、膨大になっていくデータを処理するハードウェアの必要性です。

こうした課題解決の方法として必然的に誕生したのがクラウドサービスといえるでしょう。現代社会に生きる私たちはクラウドを利用できるからこそ、それ以前よりも飛躍的に効率よくデータ解析などを進めることが可能となったのです。

世界のクラウド市場は米国企業が握る

クラウドの語源はグーグルの元CEOエリック・シュミットが雲(クラウド)のような巨大なインターネットにアクセスすることができれば、世界中のどこにいても、どんなデバイスからもネット通信という恵みの雨を得ることができると創造したことが始まりです。

このアイデアから「クラウド」という呼び方が定まり、現在のように世界中に浸透していきました。

クラウドのメリットとしては、サーバーを集中管理することで導入の初期コストがかからず、メンテナンスや運用が効率的になることです。このクラウド市場において、米国ハイテク企業がクラウドプラットフォームにおいて大きな影響力を持っています。なぜなら世界のクラウドサービス市場はアマゾン、マイクロソフト、グーグル、アリババ、IBMの上位5社のみで市場の約80%を占めており、中国企業のアリババ以外は米国企業が独占しています。

2020年のクラウドサービスの市場規模は約3000億ドルであり、世界大手の調査会社マーケッツアンドマーケッツ社の発表によると、クラウドサービス業界は2025年までに年平均17.5%の成長率を予想しています。米国が他国に比べて優位性を持つクラウド市場は、米国経済やハイテク産業の成長にも欠かせないエンジンとして支えてくれるはずです。

別の視点で考えれば、米国以外の国はクラウド市場においてシェアを増やすことが極めて難しいことを意味しています。

アマゾンのAWS誕生秘話

投資家にとってアマゾンという会社は、ECサイトや一般消費者向けの映像や音楽の配信サービス会社ではなく、クラウド業界でトップシェアの「AWS」を提供する会社として認識しているはずです。

そもそも「AWS」が誕生した背景には、アマゾンが展開する自社サービスで膨大なサーバーを運用していたことがキッカケです。アマゾンは事業規模が大きくなるにつれて培ってきた技術とサーバーを「社外」に売ることで、継続的に利益を得られることに注目していました。

つまりAWSをインフラとして活用してもらうことで、AWS利用の利益だけでなく、他社と密接に繋がることで自社技術も向上するメリットがアマゾンにはあるのです。

この戦略の背景には、もともとアマゾンが「オンライン書店」として事業をスタートしており、そこで培った物流システムを他社に開放して利益を得ている実績がありましたが、AWSも同じ戦略を採用して成功へと結びつけました。

AWSのようなデータセンターの役割として、いくつかの地域に分散し、AIを使って今どこの地域のデータセンターを使用するのが最適なのか自動で処理することにあります。

つまりユーザーは今どこのデータセンターを使用しているのかわからない、ということです。これがクラウドサービスを利用する上での「セキュリティの強み」となっているのです。

クラウドの先にあるAI市場

クラウド市場が発展する過程で、クラウドサービスを使った分だけ支払う「SaaS(Software as a service)」プレイヤーが登場しました。そしてSaaSが普及すると使った分だけ支払う方法よりも定額制の方が割安との認識が広がり、そこから生まれたサービスが「サブスクリプション(以下サブスク)」です。サブスクのメリットは長期的な関係を継続しやすいことが挙げられます。

またクラウド化が進むとそこに膨大なログがサーバーに蓄積されていきます。

これが「ビッグデータ」です。このビックデータを最適に処理するためにAIが活用されています。つまりクラウド化からAI社会の到来は自然な経済サイクルなのです。

そしてAIの一番の強みはビッグデータを処理するだけでなく、一人ひとりに合わせて適切なサービスを提供することです。つまり今後も様々な新しいサービスがAIによって生み出されていくことになるはずです。

おわりに

現在のクラウド市場において米国が圧倒的にリードしているということは、AIなどを駆使した次世代産業においても米国がトップランナーであり続けると考えた方が論理的です。

新たな産業や新たな仕事が生まれるイノベーションの場所として米国はポジティブであり、今後も米国経済への投資は魅力的な対象であり続けると筆者は考えます。

文/鈴木林太郎

編集/inox.


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