清正公の名城を望むラウンジでサウナ上がりにAIに呑まされるって!?
今回、サウナ関連なのにグッと『DIME』っぽい話が出てくるぞ!
以上前振り。で、こっから本題。
前にもこの連載で紹介した、サウナ擁する大浴場『スカイスパ』が最上階に標準装備されたホテルチェーン『カンデオホテルズ』。
このカンデオホテルズが熊本に新しいホテルをオープンさせた。
『カンデオホテルズ 熊本新市街』っていうんすが、このチェーン初のオートロウリュサウナが、男女とも設置されているという。
とはいえ! 前にも紹介したチェーンを、また紹介するのも躊躇するもんである。そんな時。この新しいホテルの新情報を入手。
何と『ラウンジで〝お酒がもう一杯呑みたくなるBGM〟をAIを活用して選曲する実証実験を行なっている』というのだ!!
出ました、AI!
この〝A〟ときて〝I〟なんて単語が入ってきたことで、何やら話は俄然DIMEっぽくなってまいりました! これはDIMEの連載として取材せにゃならんじゃないですか!
ってことで行ってきました『カンデオホテルズ 熊本新市街』。
まずはAIの前にサウナへイン。
30分ごとにオートロウリュがある80〜90℃の中温高湿サウナ。政令都市唯一、地下水100%の水道水が17.5℃に冷やされた水風呂。さらにその水風呂は露天スペースに鎮座。
ワタクシ、最近はサウナスペックをほとんど気にしなくなったんですが、これぞ今どきのサウナマニアが最も好むセッティング!
しかし、そんなスペックなんぞより、オレ的にはもっとすばらしいポイントがこのサウナにはある。
サウナ室の壁の一面がガラス張りで、露天スペース越しに12階から熊本市街が一望!! 特に見学だけさせてもらった女性浴室は熊本城も望むことができる。
温度だ湿度だ水温だ、しかめっ面して入るよりも「オ〜熊本! 加藤清正ァ〜!!」と、このご時世なんで口には出せないけれど、心で思い、精神解放してのサウナのほうが絶対気持ちいい!
そしてサウナ上がりにAIが選んだ〝お酒がもう一杯呑みたくなるBGM〟の流れるラウンジ直行!
ちなみにホテルラウンジといえど、宿泊客はリラックスできる館内着のまま利用できるのがこのチェーンのこれまたうれしいところ。
絶景サウナ上がりに館内着……もはやBGMがなかろうが何杯でも呑めちゃうところではある。
それにしても、もう一杯呑みたくなるBGMって何だ? と熊本に着く前から考えてはいた。九州だけに『黒田節』か? 何しろ歌詞からして♪酒は呑めェ呑ォめッ♪ってそのまんまだもんなァと思ってたんですが、実際はアップテンポのいわゆるアゲアゲ系。まぁそりゃそうきますよね。
このラウンジ、気軽に利用できるセルフサービススタイルで、それがまたサウナ上がりの気分にピッタリなんだけど、何も意識もせず、気づいたら2杯目のIPAを冷蔵庫からテーブルに持ってきておりました。おそるべしAI!
そして夜の街へ繰り出し、記憶喪失……まぁこれはAIと関係ない、いつもの話ではある……。
ベンチに座れば、真っ正面に景色がドン!の男性浴室。水風呂もある露天スペースは、ガラスで囲ってあるが、12階だからか風の流れはすこぶるよし!
女性水風呂からは熊本城が見えるのだ。
ラウンジの飲み物とツマミはこの冷蔵庫からセルフサービス!!
『アウグスIPA』(660円)に『スモークミックスナッツ』(580円)。ラウンジからも見えるぜ名城・熊本城!
ホテルラウンジでも呑めるが、繁華街のド真ん中の立地。ホテル至近は熊本名物での飲食も大充実。
【DATA】
[住]熊本県熊本市中央区新市街8−7 TERRACE87(フロント 12F) [電]096・327・8480
[料]ホテル宿泊者無料、日帰り入浴(タオルセット):平日1400円、土・日曜・祝日1600円(熊本県民は200円引き) [営]15:00〜翌11:00(2:00〜6:00はサウナ利用不可)※日帰り入浴は初めての利用時、スカイスパ会員申し込みが必要 [休]無休 [交]熊本駅から路面電車(市電)で「辛島町(からしまちょう)」下車徒歩約3分(サンロード新市街沿い)
カーツさとう
コラムニスト/プロドランカー。グルメ、旅、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。@DIMEの新・サウナ専門サテライトメディア『Saunner』もチェック!
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2022年8月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。