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ファンケルが全国各地の逸品を届ける通販サービス「おいしいものがたり」をスタート

2022.10.18

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

宮城・神奈川・福島のメーカーと共に開発したオリジナル商品

ファンケルは、知られざる日本各地のこだわりの製品を、生産者のストーリーと共に届ける「おいしいものがたり」の取り組みを10月20日からスタートする。

ファンケルの通信販売のインフラを通じ、生産者と同社が一緒に開発したオリジナル製品を、ファンケルのオンラインにて数量限定で販売。

今回は宮城・神奈川・福島のメーカーと共に開発した、日本酒、クラフトビール、自家製サングリアのもとを販売する。

○寒梅酒造×ファンケル「純米酒 金のいぶき」

「金のいぶき」は2006年より宮城県で試作・生産を続けてきた玄米。玄米食のために開発され、胚芽が大きく、土壌のミネラルをたっぷりと吸い上げるので、豊富な栄養と甘みがあるのが特長。東日本大震災の際にも、水田に津波の被害がありながら、その年も実りをつけたという生命力の強さもある。ファンケルオンラインでも人気の商品だ。

「宮寒梅」で知られる宮城県大崎市の寒梅酒造は、地元で生産されている「金のいぶき」を使った日本酒「純米酒 金のいぶき」(720ml・2300円)を販売する。

寒梅酒造では数年前から玄米を使った仕込に挑戦してきた。昨年から本格的ににごり酒として金のいぶきで仕込んだが、それをファンケルが知り商品化に至った。

日本酒は米を削って造ることでよりクリアな味になるため、削らない部分が多いと雑味となり、栄養価は高いがシャープな味わいにはならない。米を削った残りの割合である「精米歩合」によって香りや味わいが変化し、香り豊かな大吟醸酒は精米歩合が50%以下とされている。

「純米酒 金のいぶき」の精米歩合は94%、つまり6%しか削っていない状態。通常の日本酒と違い、ほとんど削らない米で日本酒を造っている。

寒梅酒造5代目蔵元の岩﨑真奈さんは、玄米から造る日本酒の苦労をこう振り返る。

「宮城県の酒造組合からも、削らない玄米で仕込むのはリスクがありすぎると言われました。しかし、金のいぶきの生産者から『削らない玄米だからこそ価値がある』と言われ、私たちもその想いに応えるように挑戦しました。

玄米は油分も多いので、搾ったあとは使った道具をすべて丸洗いしないといけないですし、味のリスクもありました。もろみの色は白米でも、50%削った場合と比べると茶色くなりますが、今回は黒に近い焦げ茶色。仕込みの出だしから元気でアルコールも高く最初の段階で7度ありました。

宮寒梅は30日ほどかけて発酵させますが、今回は15日ぐらいで仕上がってしまうんじゃないかと思うほど。しかし短い期間だと旨味や糖分も出ないので、なるべく低温で温度管理しながら、バランスを見つつ、1日単位で搾るタイミングを見計らっていました」(岩﨑さん)

雑味が出るのではないかという懸念もあったが、完成したお酒は、「評価としては過去一番かもしれない」(岩崎さん)というくらいのおいしさに。金のいぶきの甘みを生かしたまろやかな舌触りと、宮城酵母が生み出す、自然な柑橘系のフレーバーが漂う甘美な日本酒に仕上がった。

「日本酒の需要は減り続けており、日本酒を好きになってもらうきっかけ作りが必要だと日々感じています。むやみに商品の数を増やすのではなく、蔵元のファンになっていただける製品作りをしていきたいと考えていました。

私たちの代表銘柄である宮寒梅は1杯でうまい酒というのが商品コンセプト。日本酒が苦手な方でも日本酒が好きになる、日本酒本来のうまさを感じてもらえる酒として設計しています。

ファンケルのお客様は美や健康を意識されている女性、多忙な女性も多く、日本酒はあまり飲み慣れていない、もしくは初めてという方もいらっしゃいます。『純米酒 金のいぶき』の味を設計していく中で、飲んだ時に至福を感じられる、癒されるような味を目指しました。私たちのお酒造りのコンセプトをファンケルのお客様にも伝えたいと思っています」(岩﨑さん)

○横浜ビール×ファンケル「Yokohama Kaoru Beer」

数々の国際大会で受賞歴を持つ、横浜のクラフトブルワリー「横浜ビール」。横浜ビールとファンケルの本社が歩いて行けるほどの距離にある「ご近所」ということで、地元を盛り上げようと企画が生まれた。

「かおりを味わう」をコンセプトに、味の対局にあるラガーとヴァイツェンのオリジナルビール2種飲みくらべセットを販売する。「Yokohama Kaoru Beer」は6本セット(ヴァイツェン・330ml×3、ラガー・330ml×3)が4950円、6本セットが2箱の12本セット(ヴァイツェン×6、ラガー×6)が9600円。

「いまやワインのような奥深い世界になっているクラフトビールですが、香りや味わいを女性が多いファンケルの顧客層に訴求できるのではないかと、ラガーとエールの2種類を提供し、それぞれのホップの配合を変えることによって、かおりにスポットを当てた造りにしています。

クラフトビールの魅力でもある、多様性や食事とのペアリングを楽しむことを提案して、苦くてお腹にすぐたまってしまう、おじさんが飲むものというビールのイメージを払拭させたいと思っています。食中酒として、ワイングラスで香りや味わいを楽しむクラフトビールの文化をファンケルさんと共に伝えていきたいですね」(横浜ビール醸造所 営業部 部長 田尻和彦さん)

ヴァイツェンはバナナのようなフルーティーなエステル香が特徴だが、今回のヴァイツェンはホップとのバランスを取って、ザーツホップをベースに、シトラという柑橘系の香りが特徴のホップを加えることで、フルーティーだけでなく爽やかさも強調。

ラガーはモザイク、アマリロ、シトラの3種のホップを配合。コクのある味わいに程よい苦みがありながら、ハーブや柑橘の香りが楽しめる。

○GNS×ファンケル「HOMEMADE FRUITY SANGRIA」(サングリアのもと)

福島県二本松市にある「GNS」は、製油、穀物、製粉事業を中心に扱っており、開発から加工、流通まで一貫した商品づくりを通じて、「持続可能な農と食の在り方を伝える」という理念の実現を目指している。

「サングリアのもと」は、福島県産を中心とした国産のドライフルーツを活かし、手作りできる体験価値をプラスした商品。りんごとももの2本セット(2480円)と、みかん(1本・860円、2本・1634円)を販売する。

大きくスライスされたドライフルーツに、ミネラル豊富な甜菜糖、シナモン、クローブ、レモングラスのスパイス3種が入った「サングリアのもと」に、好みの赤、白のワインやジュースを入れて、3時間から一晩冷蔵庫で寝かせればできあがり。カットフルーツを浮かべたり、炭酸水で割ってもおいしい。

「甜菜糖は砂糖大根から作られた天然の糖分で、オリゴ糖が含まれています。やさしい甘みでファンケルさんとのコラボでは甜菜糖を使おうと考えていました。

一般的なドライフルーツは高温乾燥が多いですが、最大限に果物のおいしさを残したいと、低温乾燥でゆっくりと温度をかけて乾燥させる方法を取っています。栄養成分や色、香りの変化が少ないので、生のフルーツに近い味と香りになります。サングリアを作ったあと、ドライフルーツを食べると生のフルーツのような味わいですので、ぜひ味わってみてください。

東日本大震災から11年経ちましたが、震災後は風評被害もあって辛い思いをされた農家さんも多かったので、今回のようにファンケルさんからお声がけしていただけたことは感謝していますし、福島はおいしいものがたくさんある土地なので、ファンケルさんのお客様に届けられるのは本当にうれしく思っています」(GNS 代表取締役 廣田裕介さん)

【AJの読み】作り手のストーリーにもこだわったファンケルの「お酒」

今回発売された「おいしいものがたり」の3商品はいずれもお酒であり、健康系の商品を扱うファンケルがどうしてお酒?と思う人もいるかもしれない。

ファンケルは2019年にキリンホールディングスと資本業務提携したことをきっかけに、酒類販売免許を取得。キリングループのメルシャン社のワインを販売する過程で、国産ワインやクラフトビールの生産者は地域との関わりが大きく、社会的意義の高い取り組みながらも、販売網が限定されていたり、消費者への認知が広がっていないなどで、消費者に伝わっていない商品があることを知り、今回の取り組み実施に至ったという。

紹介した3商品を試飲してみた。「純米酒 金のいぶき」は玄米由来の黄色みのある色合い。

飲んでみると、玄米という概念が無くなるほど、フルーティーで飲みやすい。甘味もあって白ワインのような感覚だ。米の旨味も感じるが、吟醸酒のような、のど越しシャープなすっきりとした仕上がりで雑味は一切ない。食中酒としても合わせやすく、和食のみならず、洋食、お肉やチーズにも合うとのことで、こってりした料理でも口の中をさっぱりと洗い流してくれる。

横浜ビールはヴァイツェンを試飲。シトラホップの香りが予想以上に効いており、フルーティーな香りもありながら爽やかさも強く感じる。ラガーは試飲の機会がなかったが、苦味からあまり好んでいなかったラガーがハーブや柑橘の香りをまとうと、どのように変化が生まれるのか、こちらも興味がある。

サングリアは赤、白どちらもよく合うが、辛口の白ワインに合わせるとフルーティーでありながらキレのある飲み口で男性にもおすすめ。ちなみにサングリアを作るのは2回目もOKとのことで、二番だしのように二度楽しめる。

文/阿部純子


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