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若手社員が業務を効率化するためのヒント「心の余裕を持って自分自身の価値観を大切にする」

2022.10.20

■短期集中連載/第3回:心の余裕を持って自分自身の価値観を大切に。仕事の整理をして、時間をうまく使うのは何のため?

本連載では、3回にわたって業務効率化をテーマにお届けします。私は現在アドビで、次世代ユーザー向け製品および教育市場向けのマーケティングの統括をしている、小池晴子と申します。最近はマネジメント業務が中心ですが、20代〜30代の圧倒的に実務が多かったころの私なりの仕事のやりくりの仕方や、普段チームメンバーに伝えているコツをお届けできればと思います。

テレワークならではの「ちょい抜けワーク」

コロナ禍を経てテレワークが珍しくはなくなった結果、平日の日中にちょっとしたプライベートの用事もこなせるというメリットがみえてきています。アドビが、週に1回以上テレワークを行っている全国のビジネスパーソン500名を対象に調査をしたところ、78%の回答者がテレワーク中に家事や育児、宅配便の対応などちょっとした私用で仕事を中断する「ちょい抜けワーク」を経験しており、82%が会社も「ちょい抜けワーク」を認めていると回答しました。これは多くの場合、短時間で済む用事を指していますが、今後、会社が育児や家族の都合などをはさみつつ細切れに働くことを認める制度があれば、より長く働きたくなると回答したビジネスパーソンが92%にものぼることから、これからはもう少し広い意味でも、それぞれの事情に応じて時間の使い方にフレキシビリティを持つことが一般化していくように思います。

※参考:約8割がテレワーク中の「ちょい抜けワーク」を経験 – アドビ

第1回でスケジュール管理の方法として、2時間枠、1時間枠、15~30分枠であてはめる方法をご紹介しましたが、テレワークで仕事とプライベートが不可分に接しているときは、1日の中でもプライベートも含めてスケジュールを考えることで、上手に両方こなすことができそうです。

リフレッシュが次の仕事に活きてくる

一方で、筆者がチームメンバーの働き方をみていると、テレワークでは働きすぎてしまう人がいることに気づきます。家で仕事をしていると、ともすると区切りなく働いてしまうことが起こり、過労働になってしまいます。もし18時が終業時間ならテレワークでも18時で業務を終えると決めておきましょう。それでもついつい続けてしまうようであれば、習い事に行く、ライブに行く、友だちと会うなど、変更できない「人との約束」を入れてしまいましょう。決まった時間で仕事を区切ることが習慣化してきたら、ジムに行く、趣味のお菓子作りをするなど「自分との約束」でも同じ効果を出せます。

仕事を時間で意識的に区切り、頭のスイッチを切り替えてリフレッシュすると、結果として仕事のクオリティに返ってきます。長い時間働き過ぎてしまう人は仕事ができない人ではなく、むしろ責任感があり仕事熱心な人です。自分の仕事への貢献度は時間の長さで測るもの

ではなく、クオリティで測るものと、思い切って考えかたを変えましょう。

リフレッシュする時間を持つと、それが何であれ必ず仕事以外の新しいインプットがあります。インプットは好奇心を刺激し、世の中で起こっていること、世の中の多くの人が関心を持っていることにも敏感になります。複数のアンテナを立てておくことで、仕事での新しい発想やひらめきに役立つことも多々あります。

多方面に好奇心を持つには、心の余裕が必要です。リフレッシュする余裕があるから好奇心を持てるし、刺激を仕事のアイデアに活かせる、新しいアイデアにわくわくしながら仕事をすると、また心に余裕が生まれて・・・という好循環が起こります。

仕事へのモチベーションを維持するには?

でも、時には仕事に対して、そもそもモチベーションが感じられなくなることもあり得ます。仕事への熱意やモチベーションはどこから湧いてくるものでしょうか。

第2回では、To Do(タスク)管理についてお話しました。これは、業務を効率よく遂行しクオリティ高くアウトプットを出し続けるためのコツのようなものです。しかしながら、自分の仕事をタスクという視点からだけ見続けると、本来の目的を見失ってモチベーションが下がってくることがあります。そんなときは、今一度、そのタスクはどんなアクションの一部で、そのアクションはどんな仕事のテーマで、その仕事のテーマになぜ自分は取り組んでいるのかと、構造を遡って視点を広げてみましょう。自分が取り組んでいるテーマは社会とどうつながっていて、どう社会に役だっているのか。社会とのつながりや貢献が、自分が大事にしたいと考えていることや自分の価値観と重なっているのが、一番幸せな働き方です。

私の場合についてお話しします。私は、人が生来持っている創造性を開花させて発揮し活躍する支援をしたいというビジョンを持っています。アドビでは5年ほど働いていますが、仕事にも人にもとても恵まれて、いつもこのビジョン・価値観と仕事とのつながりを見出すことができてきました。

例えば、Adobe ExpressやAdobe Creative Cloudの教育分野でのマーケティングの仕事は、未来を創る世代の子どもたちに、デジタルクリエイティブツールを使って創意工夫をする環境と機会をつくり創造性の発揮を促す仕事です。Adobe Expressを一般ユーザー向けにマーケティングする仕事は、特別な知識やセンスによるアートの世界といった誤った先入観を取り払って、デジタルクリエイティブな活動を広くすべての人が楽しみながら活かせる世の中をつくる仕事です。少し前に担当していたAdobe Document Cloudのマーケティングは、一見創造性と関わりなく思えるドキュメント業務の現場をデジタルの力で便利にして働き方を変化させ、人間ならではの工夫の余地をうみだす仕事です。

取り組む仕事を、自分のビジョン・価値観に照らしてどのように捉えるのかということは、会社や上司から与えられるものではなく自分で設定するものです。自分の熱意に火をつけられるかどうかは自分次第なのです。

自分自身のビジョン・価値観はぜひ言語化することをおすすめします。ライフステージや経験とともに変化することももちろんあります。変化に応じてアップデートするためにも、まず言語化するところから始めましょう。自分が小さいときから好きだったこと、大事に思ってきたこと、誰からも強制されなくてもやってきたことなどを振り返ってみるのもよい方法です。できない理由やしがらみなどは一旦置いて、どんどん玉ねぎをむいていくようなイメージで、中心にある芯の部分を見極めてください。

ビジョン・価値観が言語化できたら、それと現在の仕事とをつなげて語れるかどうかを考えます。そうして文章にしたら、次に家族や友人、同僚や上司などに話してみます。自分だけでは視野が狭くなっていることがあるので、人に話すことでより考えを深めることができます。簡単な道のりではありませんが、自分が大事にしたいと考えていること、自分の価値観は必ず自分の中に見つかります。

仕事へのモチベーションを保つこと、言い換えると好奇心を持ってワクワクしながら仕事をするには、仕事と自分のビジョン・価値観のつながりを見出すことがとても大切です。今回お伝えしたビジョン・価値観に合致した仕事は「自分が乗る乗り物」、第1回・2回でお伝えした働き方のコツはその乗り物の「上手な運転の仕方のヒント」です。この連載を通して、みなさんにワクワクしながら運転席に座わる朝をお届けできていれば幸いです。

■筆者略歴:アドビ株式会社 マーケティング本部長(Adobe Express & エデュケーション)小池晴子

上智大学外国語学部卒業後、1994年福武書店(現:ベネッセコーポレーション)に入社。通信教育・教室事業などの商品開発責任者を務めた後、2016年に米国EdTechベンチャー企業の日本オフィス立ち上げに参画。2017年アドビに入社、教育市場部長などを経て2022年6月より現職。就学前から社会人までの創造性・デジタルリテラシー育成や、学校教育のICT化などについて社内外で幅広く活動している。


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